香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

今週のモルディブは悪天候の予報

地球温暖化の影響により、4年ほど前からモルディブのお天気はこれまでのパターンとは大きく違ってきています。

 

以前はモルディブの天気といえば「11月から4月の乾季はカラッとして穏やかな海で快晴が多く、5月から10月の雨季は雨や曇りがち」という感じでしたが、現在は残念ながらどちらも当てはまりません。

 

 

 

昨年の雨季やモンスーンについての投稿です。

gokutsuma.hatenablog.com

モルディブのお天気についての昨春の投稿です。

gokutsuma.hatenablog.com

 

 

 

2023年末にモルディブに滞在した際は我が家も強風と雨に見舞われましたが、2023年12月だけではなくて、年が明けて2024年も1月、2月、4月と強風や大雨など悪天候の日が続きました。

 

昨年末の2024年12月にはラッキーなことに強風と大雨が続いた週の合間を縫うような感じで滞在中は好天に恵まれましたが、2025年の元旦からの3日間はモルディブ全域で強風と大雨の警報が発令され、特に1月3日は降水量が非常に多く、首都のマレを含む幾つかのローカル島の各地で膝下まで浸水し、数百軒の住宅やビルが被害を受けたそうです。

 

但しマレ市内において殆どの道路が浸水した問題については、タイのバンコクと同様に水はけの悪いインフラを政府が長年放置してきたことが主な原因のようで、被害を受けた市民からは「選挙前の公約を掲げるだけで、当選後は何も行動しない」と政府に対する不満の声が多く上がっています。

 

 

 

年頭にモルディブで発生した悪天候は、年に2回のモンスーンの交代時期が遅れたことが原因とされており、近年、モンスーンの交代時期が微妙にずれ込んでいるそうです。

 

 モルディブでは、雨季から乾季に移行する際に北東モンスーンが通常12月初旬に見られ、翌年1月までに北部の環礁から他の地域へと広がり、1月から3月にかけて続くのが一般的でしたが、2024年はその開始が2025年1月2日まで遅れたそう。

 


モルディブでは北東からの風が10ノットを超える日が2日続くと、北東モンスーンの開始が宣言されるそうで、過去10年間で最も早く北東モンスーンが始まったのは2019年の12月8日でした。

 

伝統的な暦によれば、北東モンスーンは12月10日頃に始まるとされていますが、実際には通常12月の第2週または第3週に北部及び中央東部の島々で始まり、1月までにモルディブ全体に影響を及ぼすと考えられています。

 

しかし、過去10年間の気象庁の統計によると、従来のスケジュールと実際の気象パターンは一致しなくなっているようです。

 

昨年、モルディブでも地球規模の気候変動の影響が顕著に現れ、異常な暑さや大雨、洪水、高潮など多くの現象が発生し、特に昨年4月には、マレ地域の熱指数が摂氏48度に達し、海水温の上昇に伴い、全域で珊瑚の白化現象が観察されました。

 

 

 

そして残念なことに昨日モルディブ気象庁から、本日1月13日から6日間の悪天候の予報が発表されました。

 

 

モルディブ気象庁(MET)によると、ベンガル湾に形成された低気圧が西へと移動するに従って、モルディブ全域に強風、荒れた海、高潮が発生すると予測しています。

 

今後6日間にわたり、元旦のような大雨や雷雨が強風と共に続く見込みで、雨が降ることで強風が一層強まるため、1月3日と同様に海が非常に荒れる可能性があります。

 

そのため、ボートの運航に遅延が生じるほか、雨による視界不良が原因で水上飛行機の運航も遅延やキャンセルが予想されています。

 

 特に北部から中部にかけては強い影響が出るとされており、後半には南部でも同様の影響が見込まれています。

 

悪天候の際は多くのゲストがヴィラにこもりWi-Fiを使用することからWi-Fi速度が遅くなることが多々あるので、今週モルディブを訪れる予定の方はリゾートが所在する環礁を確認し、特に北部や中部のリゾートにおいては、悪天候時でも楽しめるアイテムやアプリ、コンテンツなど事前にご自宅でダウンロードして準備しておくことをオススメします。

 

また、万が一の遅延やキャンセルに備えて、リゾートの保有する空港ラウンジの有無や有料で利用出来るラウンジなどから、マレでの宿泊先リストや予約手段を確保しておくことも重要です。

 

また、国際線の遅延やロスト・バゲージに備え、手荷物には一泊分の衣類や食料に薬などから、スマホなどのバッテリーパックや充電グッズなどを入れておくと安心かと。

 

 

 

ヴェラナ国際空港内のビジネスクラス・ラウンジです。

gokutsuma.hatenablog.com

 

ヴェラナ国際空港の水上飛行機ターミナルの有料ラウンジです。

gokutsuma.hatenablog.com

 

 

 

リゾートの無料ラウンジが利用できない場合、有料ラウンジの中で特に人気があるのがCIPサービスで、予約は代理店やリゾートに依頼することが可能です。

 

 料金は1人あたり約300ドル弱と高額ですが、ドア・トゥ・ドアの快適なサービスを受けることができます。  

 

リゾートとの連絡もスムーズで、移動も簡単で、ラウンジの居心地も良く、別料金で使用できる個室もあり仮眠をとることも可能です。

 

CIPサービスについて。

gokutsuma.hatenablog.com

 

CIPサービスについて。

gokutsuma.hatenablog.com

 

CIPサービスの帰路について、ざっくり説明しますと。。。

 

リゾートの空港スタッフがCIPサービスに引き渡し、スーツケースはCIPサービスのスタッフが責任を持って階下で預かってくれます。

 

入り口でパスポートとチケットを提示し、空港と同様の保安検査を受けた後、スタッフの案内でエレベーターを使って上階のラウンジに向かいます。

 

 ラウンジでは、食事やリラックス、仮眠を自由に楽しむことができ、その間にスタッフがスーツケースのチェックインや搭乗手続きを全て代行してくれますので、搭乗時間を待つだけです。  

 

ゲートに行く必要はなく、搭乗開始の際にはスタッフが知らせに来て、階下までエスコートし、専用車に乗り込んでタラップ前で降ろしてくれるので、後はタラップを上がって搭乗するだけです。

 

但し利用時間は一回の料金で最大で3時間までですが、延長希望の場合はもう一度料金を支払うこととなります。

 

そして冷房は全館冷房で調整不可能で、天気が悪い日や朝晩はかなり冷え込むことがあるので、厚手の羽織物を持参されることをオススメします。

 

 

 

今現在のモルディブの天気は曇り空といった感じも、今夜から天気が荒れそうですね(涙。

 

www.skylinewebcams.com

 

 

 

今週の悪天候についてのアップデート情報は、METのツイッター(X)が一番分かりやすいのでMETのサイトにある鳥さんのマークからTwitterに飛んでチェックしてみてくださいね。

 

モルディブは小さな国というイメージがあるかもですが、北から南まで結構な距離があるので、北部で晴れていても、中部で土砂降りだったり、南部で曇りという風にバラバラなので、天気予報に関しては、アトール(環礁)名で検索する方がより的確だと思います。

 

 

METの次に天気予報の的中率がまあまあ高いサイトです。

 

www.timeanddate.com

 

サイトを開いて、例えば宿泊先がミライドゥの場合は、Baa Atoll(バア環礁)と入れて検索すると滞在中の天気予報が1時間おきから2週間先まで見られます。

 

旅行者に一番影響があるのはリゾートへの行き帰りのアクセスですが、その際は首都のマレの予報にも注目しておいてくださいね。

 

www.timeanddate.com

 

 

 

他にもモルディブ旅行にオススメの天気予報アプリの投稿です。

 

gokutsuma.hatenablog.com

 

お天気の回復と安全を祈りつつ。。。