昨夜から風が収まってきた感じで、夜通し風の音も波の音もなく、とても静かでした。
今朝は4時に目が覚めたので二度寝しようかと思いましたが、一昨日から今朝にかけて流星群のピークだと思い出して、さくっと起きてお月見ならぬ、お星見することに(笑。
4時半からバスローブを羽織ってデッキ・チェアに寝転んで、スイカ・ジュースを飲みながら空を眺めていると、ラッキーなことに流れ星を3つも観ることが出来ましたー。
そういえば昔アナンタラ・キハバーに滞在した際にスカイ・バーから見た星空は本当に綺麗で感動したのを思い出しました。
キハバーの当時のリゾート・マネージャーはモルディブで一番星に詳しく彼の解説も興味深くて記憶に残っていますが、他のゲストからも大好評だったので、しばらくして天体観測が楽しめるモルディブで一番すごい望遠鏡をスカイ・バーに設置したことを思い出しました。
当時の星に詳しかったリゾート・マネージャーは、現在リゾート・マネージャーとしてクダドゥで働いており、クダドゥでは特に天体観測の解説もイベントもないようですが、古巣のキハバーでは現在も毎晩スカイ・バーで天体観測イベントが開催されているようです。
windyのアプリを見てみると、これまでずっと強風を示す緑色だったのが、なんと嬉しいことに今日からしばらくは弱風を示す青色が続きそうです。
風が収まると波も穏やかになり透明度がぐっと増すので、今後ハウスリーフにどのような変化や影響があるのか楽しみです。
タイド・チャートを見てみると、今朝は5時43分が干潮時と、今朝は早朝シュノーケルに行けと言わんばかりの素晴らしいタイミング(笑。
そして空を見上げると、お天気になりそうな、いい感じの空模様です。
昨日作ったマンタは波の影響も受けておらず無事でしたー。
今朝はバトラーがGMに許可を貰い早朝シュノーケルに付き合ってくれることになり、彼とはビーチ・ヴィラ@207前のビーチで待ち合わせでしたが、バトラーと一緒に泳げるのは、余り忙しくない夏季の閑散期ならではの特典かと。
ビーチ・ヴィラ#207の前にドロップオフに出られるチャネル(パッセージ)があり、ドロップオフには目印の白いブイが浮かんでいます。
ゴマモンに2度も襲われたこともあって、暗い早朝にシュノーケルをするのはまだ不安だったので、とても頼もしかったです。
ジャックフィッシュ(カスミアジ)の親子みたいな大小3匹の後をついていくと、あっという間にドロップオフに到着です。
風や波がないと小さなお魚さんの群れはドロップオフに行くみたいでした。
バトラーと相談して、とりあえず右折してアライバル・ジェッティの方へ流してみることに。
朝日を撮影しようと顔を上げると、大きな怪しい雲が空を覆っていました。
空が暗いと海中も暗くなるので綺麗に撮れませんが、ビーチ・レジデンス#301からアライバル・ジェッティにかけての、最初の砂地から珊瑚に変わる箇所は年間通して魚影が濃いようでした。
ユニコーン・フィッシュ(テングハギ)の下には、ブルーストライプ・スナッパー(ヨスジフエダイ)の群れがいっぱいです。
他にもブラックピラミッド・バタフライフィッシュやスナッパーやサージョンフィッシュなど沢山います。
リーフ側に目をやると、大きめのブラックティップ・シャークがスーッと脇を通り過ぎていきました。
少し明るくなってきたので顔を上げてみると、綺麗な朝日のお出ましです。
リーフ内側によくオクトパス(タコ)がいるとバトラーに言われて探していたら、いました!
↑岩陰に隠れていますが、吸盤らしきものと赤黒いボディが見えました。
この日はオクトパスは合計で3匹見つけましたが、ビーチ・レジデンス#301からアライバル・ジェッティにかけての急に深くなる崖部分のドロップオフではなくて、(崖の手前の珊瑚礁のエリアであるリーフ内側によくいましたよー。
リーフ内側には、色とりどりのサージョンフィッシュも泳いでいます。
黒だったりグレーだったり縞々だったり、綺麗ですよね。
大きな岩の下に隙間があると、たいていロブスターが隠れていることが多いので、触覚が見えていないか確認するんですが、今朝は大きめのロブスターが隠れていました!
アライバル・ジェッティのウォール(壁)に辿り着きました。
振り向くと綺麗な朝焼け空です。
アライバル・ジェッティ周辺は遊泳禁止区域ですが、今朝はボートの発着はないとのことでスタッフが特別に許可を貰いましたが、それでもきちんと常に顔を上げて周囲の安全確認をしながら、周辺を少しだけチェックしてみることにしました。
アライバル・ジェッティのウォール(壁)伝いに進むと、内側には珊瑚が生えていて、囲いになっているので潮流が穏やからしく、色々なお魚さんの稚魚が少しだけいました。
ジェッティの内側は海藻が沢山生えていて、たまに珊瑚がポツンとある程度で、お魚さんはあまりいないので、特に訪れる価値はないと感じました。
目を凝らして探すと小さな魚が数匹いましたが、わざわざこんな危険な区域に許可を貰ってまで来なくても、ビーチ・ヴィラ前の浅瀬にやまほど居ますからね。
ということで、さくっと引き返して、ビーチ・レジデンス#301前の砂地部分を超えて。
チャネル(パッセージ)沖にある白いブイを目指します。
岩陰にライオンフィッシュ(ミノカサゴ)がいましたー。
ヒラヒラとして大人しそうな見た目とは裏腹に、ライオンフィッシュは殆ど天敵がいないそうで、食物連鎖の頂点に位置しているんだそうです。
繁殖力も非常に強く、ライオンフィッシュのメスは毎年200万個もの卵を産むそうで、卵や幼魚が海流に乗って世界中に広がり、在来種を食べ尽くしたり繁殖を拡大させて生態系のバランスを崩しているそうで、過去にはメキシコやブラジルなどの各地で問題視されているようです。
モルディブのリゾートのハウスリーフでは、時々1、2匹見かけることがありますが、サメやハタ、ウツボといった唯一の天敵に捕食されることで、その数が調整されているのかもしれないですね。
遠くから眺めている分には問題ありませんが、執拗に追いかけたりすると向かってくることがあり、背鰭などに強い毒があり、刺されると数日間激しい痛みが続くそうなので、私は見かけたらすぐに迂回しています(笑。
ミライドゥの浅瀬のあちこちニモが沢山いて、ニモがいるだけで何だか安心する私です(笑。
ミライドゥは、パロットフィッシュ(ブダイ)も沢山いて、しかも大好きなブルーのパロットフィッシュが多くて嬉しかったです。
ビーチ・ヴィラ#207前の沖にある白いブイのところまで来ました。
魚影が濃いハウスリーフならではですが、ジャックフィッシュ(カスミアジ)にグルーパー(ハタ)が多くて、しかもグルーパーはかなり肥えて大きめでしたよ(笑。
もしかしたらこのグルーパーが危険なライオンフィッシュの卵や幼魚をいっぱい食べてくれているのかもですね(笑。
下は小心者なのかすぐ岩陰に隠れるファントム・バナー・フィッシュ(ツノハタタテダイ)ですが、このムッとしているような目つきが、奈良美智さんの描く子供みたいで可愛いですよね(笑。
つづく。。。