モルディブ時間の午後10時(香港時間の午前1時)に到着し、12分後にビジネスクラスのドアが開きました。
タラップを降りると正面にはビジネスクラスの乗客専用のバスが停まっています。
我々はその右側で待機してくれていたCIPサービスのプライベート・カーに乗り込みました。
先ほどまでしばらく土砂降りだったそうですが、まだポツポツと小雨が降っていました。
年末だというのに昨年はスーパー・エルニーニョ現象の影響で、12月と1月は本当に雨が多くて残念なお天気でした。
CIPサービスの利用に関係なく、まず最初にビジネスクラスのドアを開けて全乗客を下ろし専用バスに乗せて空港ターミナルへ送ってから、次にエコノミークラスのドアを開けて乗客を下ろすという順番のようでした。
CIPサービスのプライベート・カーに乗り込むと、到着ターミナルを通り過ぎてそのままラウンジのあるビルに直行となり、ビルに入ると手荷物検査を経てからエレベーターで上階のラウンジに通されます。
ラウンジでソファーに座って一息ついてからスタッフにパスポートを手渡して、あとはまったりラウンジで待っている間に、専属スタッフが入国手続きや預け入れ荷物の受け取りなど全て代行してくれるので大変便利です。
ラウンジへの道すがらの景色を載せておきますね。
昨年末の時点では、すっかり外観は完成しており、中の間取りはざっくり決めた感じで、ショップやレストランを募集&選択し始めている状況でした。
通常はこの状況だと出入り口からの全ての動線や避難経路などを何度も入念に安全確認するので早くても2、3年後にオープンという流れなんですが、昨夏の時点では新大統領の決意表明もどきの「昨秋に新空港をオープンさせます!」というニュースに皆が驚き、特に現場が大混乱していた時期でした。
安全面から考えてもそんなことは絶対に無理だと目に見えて明らかだったので誰も信用していませんでしたが、この発言のおかげで色々なことが露見して周知された感じでしょうか。
幸いにも昨秋オープンは諦めてくれたものの、来年早々にはとプッシュし続けているようで、誰が選んだか知りませんが空港の開港に関してはズブの素人な企業と契約したようなので、まだまだなかなかの混乱状態の今みたいです。
とにかく乗客&スタッフの安全第一と快適な空の旅、そしてよりモルディブの収入アップに繋がるよう、安全かつ効率的でスムースな動線に修正されつつあることを願うばかりです。
ぐるりと回り込んで、ターミナルを通り過ぎて。。。
タラップを降りて7分後には、CIPサービスのVIPラウンジがあるビル前に到着でした。
CIPサービスのスタッフは、専属スタッフが担当し、お迎えから出入国の手続きにラゲージのチェックインやピックアップにお見送りまで全て同じスタッフがケアしてくれるので安心です。
エビアン水で喉を潤している間に、CIPサービスのスタッフに預けておいたパスポートで入国審査を済ませてくれていました。
しばらくするとスタッフが自身のスマホを開いて、「こちらでお間違いはないですか?」と代わりにピックアップしてくれたスーツケースの画像を見せて確認しに来てくれたので、はい、それらで間違いないです、と答えると、「それでは階下でお預かりしておきます」とのことでした。
昨年末の時点では、エティハド航空は大半の飛行機をコロナ禍の間に売り捌いてしまったので足りなくて大枚を叩いて買い集めたとか、同じくコロナ禍にエア・インディアなども売り捌いてしまったので、500機くらいを大量発注していて3年から5年待ちとか、キャセイ・パシフィック航空に限らず、どこも飛行機とスタッフが足りなくて大変みたいでした。
ボーイング社がチャンスとばかりに大急ぎで大量生産して念入りな点検などを怠ってか最近「ネジが足りなくてドアが吹き飛んだ」というレベルの事故が相次いだり、航空会社の中にはコロナ禍にレイオフしまくったパイロットさんやエンジニアさんたちが他の仕事に就いてしまったりで大枚叩いても戻って来てもらえずで点検やチェックがおざなりになっている会社もあるようなので、ちょっと今の時期のボーイング機は航空会社によっては非常に怖かったりしますよね(汗。
今回利用したシンガポール航空のビジネスクラスは半分くらい埋まっている感じでしたが、この日から3日間はヴェラナ国際空港のプライベート・ジェット専用の格納庫はフル・ブッキングとのことでした。
元々モルディブのプライベート・ジェットの格納庫は海外の中では規模がとても小さい方ですが、それでもすっかりコロナ以前の盛り上がりを見せていました。
プライベート・ジェットの乗客の大半はロシアと中東みたいですが、ウクライナ戦争が始まって以降は本当にロシア人の超富裕層が増えたようです。
モルディブはアメリカと犯罪人引渡し条約を結んでおらず、ロシア政府が制裁を加えるとモルディブの観光産業に大きなダメージを与えかねないのでまず制裁されない(っぽい、笑)こと、またモルディブ政府による差押や没収もまずないと踏んでいるようで、特にウクライナ侵攻が始まってからは制裁から逃げるべくロシア人の超富裕層のスーパーヨットやプライベート・ジェットが急増しました。
気になる方は、こちらで。
他にも。。。
特に冬場にスーパーヨットでモルディブのリゾートに立ち寄る超富裕層が多く、スーパーヨットの価格は安いもので数千万円からありますが、モルディブでよく見かけるのは数億から数十億円のものや中には数百億円とモルディブのリゾート島が簡単に買えちゃう(通常島は政府との50年とか100年単位のリースのみ)金額で、しかもそれらは資産のほんの一部だったりだなんて、もう、どんだけ〜ですよね(笑。
でも香港の超富裕層の友人から、彼の友人の中にモルディブの小さな島をリース契約した人がいると聞いたので、ロシアと中東と中国のお金持ちは想像以上にすごいですよねー。
話はCIPサービスに戻り。。。
午後10時20分にVIPラウンジに到着しましたが、予約していたマレのジェン・モルディブ・マレのプライベート送迎車が10分後には階下に到着したとのことで、すぐに降りて行きました。
*ジェン・モルディブ・マレはこれまでに何度も利用していますが、利用する度にホテル名が変わっていたことが何度があったので、過去の投稿を検索すると出てこない場合があるので勘弁してほしいです(笑。
ビルの前ではジェンのドライバーが待っていてくれて、笑顔で挨拶しながらドアを開けてくれました。
ちなみにマレのホテルの予約は旦那さんの担当ですが、今回も一番大きな角部屋@エグゼクティブ・ルームを予約しましたが、その際に選んだプランは以下で、あとは「ハイ・フロアー(高層階)」をリクエストしたのみです。
Plan Ahead 14 days
Book min 14 day in advance
Special cancellation T&C for Stay Ahead Offer: Full prepayment, non-refundable upon cancellation or amendment made
100% charge applied for No Show
5G broadband
Round trip airport transfer
Subject to 10% service charge and 16% GST government taxes
Green Tax US$ 6.00 per person per night ***
こちらのプランでの宿泊料金は、税込でUSD 336.81でした。
*クリスマス前で送迎込みなので悪くない金額だと思いました。
こういったプランは日々変わっていくので、こまめにチェックすると良いプランが見つかることがありますし、またリピーターになると「高層階のフロア優先」にしてくれたり「プライベート送迎」になったりする感じでしょうか。
日本の代理店さん経由で予約の場合にも、事前にホテルのサイトの特別プラン&オファーをチェックして、こういうプランや特典があるみたいですが利用出来ませんかと聞いてみると、(よくお客さんを送り込んでいて)そのホテルとコネクションがある場なんかだとホテル側に交渉してくれた上で安くなるケースがあるかも知れません。
ターミナルをぐるっと回り込んで。。。
ボート乗り場の前を通過して。。。
程なくして、中国友好橋を渡り。。。
あっという間にマレの街中に入り。。。
今回は特に祝日などに当たらなかったのでバイク集団もなく、スムースな流れです。
銀行もすっかり近代的に変わりましたね。
ホテルの近くになるとバイク集団が増えました。
今ではポップなお寿司屋さんまであるんですねー。
数年前までは、モルディブのチョコレートはアメリカなどの質が悪くて高いチョコレートしかありませんでしたが、今ではザ・ココア・ツリーズまであるんですねー。
ザ・ココア・ツリーズは、昔シンガポールにあった免税会社のチョコレート部門を閉鎖した際に元免税会社のスタッフ数名がハワイアン・ホストなどの販売会社を立ち上げたのが始まりで、今では香港を含む中国や韓国やインドやモルディブなどで欧米のチョコレートやキャンディを販売しています。
それでも価格はやはり高めなのと特にアメリカのチョコはやたらと甘いだけなので、今でもモルディブ人スタッフに日本などの甘さ控えめの美味しいチョコレートをお土産に渡すとかなり喜ばれます。
そして角を曲がると。。。
ジェン・モルディブ・マレに到着です。
空港からは10分くらいでマレの街中に、プラス5分くらいでジェンに到着でした。
最早顔馴染みとなったスタッフに笑顔で出迎えられて、チェックインとなります。