今朝はバトラーと一緒に水上ヴィラのジェッティにある梯子からのエントリーで、水上ヴィラの先端を通ってドロップオフに出て、しばらく進んだところでイーグルレイを発見し、少し近づいて眺めている間にバトラーと逸れてしまいました(汗。
*前編です。
ネタバラシになりますが、無事ドロップオフから戻った際に、ビーチで待っていてくれた旦那さんから聞きましたが、バトラーはシュノーケルから戻るとすぐに旦那さんに報告しにきてくれたそうでした。
バトラーから、「奥様と逸れた際にしばらく周辺を探しましたが見つからず、そのままドロップオフを泳いでいたらまた合流出来ると信じてしばらく泳いでいましたが、その後合流出来ないまま早朝ミーティングが迫っていたため、戻る時間を考慮すると探し続けていると遅刻してしまうと思い、奥様はシュノーケルのエキスパートと伺っていたので無事を祈りつつ、先に1人でドロップオフからスパ前のチャネルを通って今さっきビーチに戻りました。戻ってすぐに奥様の姿を探しましたところ、今あそこを泳いでいます。」と指差して旦那さんに私の居場所を伝えたそうでした。
私を残して1人先に戻ってしまったことに対して「本当に申し訳ありませんでした!」と平謝りだったそうです(苦笑。
私はゴマモン事件以降、一人で早朝にシュノーケリングをすることに対して不安を抱いていたため、今回はバトラーの好意で同行してもらいましたが、会議のためにゲストを残して先に戻ったという事実を知った時には、正直驚きを隠せませんでした(苦笑。
とはいえ、安全を最優先に考えるのであれば、有料のガイド付きシュノーケリングツアーを選ぶべきだと思いますし、今回は、個人的に親しくなったバトラーと早朝の仕事前にシュノーケリングをすることで、誰かと一緒にいることで不安や恐怖心が多少ですが和らぎましたし、彼にとっても今後のゲストにハウスリーフの見どころを詳しく案内するために役立ったと思うので、お互いにとってメリットがあるウィンウィンの関係だったので、無事に戻れたのでヨシとしました(笑。
*ゴマモン事件の詳細です(笑。
ただシュノーケル中はそういった事情は全く知らずで、スパの前に差し掛かったこの時点では、バトラーは大丈夫かなあ、私を探して水上ヴィラの前でずっと待っていたらどうしよう、でも探したけどいなかったから先に帰っていてくれると良いんだけど、なんて感じでずっと彼の心配ばかりしていたので、無事と知ってホッとした気持ちもありました(苦笑。
という感じで、波がある時は少しでも離れると迷子になり易いので、皆さんもくれぐれもお気をつけくださいね。
話はドロップオフでのシュノーケルに戻り。。。
スパの正面に差し掛かった途端に、突然強いカレントを感じました。
後日聞きましたが、このエリアは2箇所くらい強いカレントが発生する時が多々あるんだそう。
ご覧の通り波も出ていたので、以前の私であればすぐに強いカレントのエリアを避けて、バトラーのようにスパ前のチャネルを通ってビーチに戻ったと思いますが、砂地や浅瀬を通るとまた別の産卵期のゴマモンが出てきそうな気がして怖くて行けませんでした(涙。
Uターンすることも考えましたが、水上ヴィラからスパにかけて弱目のカレントが出ていたので、もれなくカレントにアゲインストと辛そうなので、両方を天秤にかけて、進行方向に出ている強いカレントを超えていく短いコースを選びました。
この短いコースこそが、スパ前からビーチ・ヴィラにかけてのミライドゥで一番魚影が濃いエリアなんですよね(苦笑。
時期にもよると思いますが、この日は進行方向からの強いカレントが出ていて、必死にフィンキックしても全く進めない状況がしばらく続きました(汗。
フィンキックをしながら、前回の滞在時にドロップオフを全周した際も、同じエリアで強いカレントに苦しんだことを思い出しました。
前回も夏場だったので季節にもよるかも知れませんが、このエリアは常に強いカレントが発生し易いそうなので、くれぐれも気をつけてくださいね。
せいぜい20メートルくらいと短いエリアも、ものすごく強いカレントで、30分くらい全速力でフィンキックし続けてようやく脱出できたくらい、本当にしんどかったです。
今回は沖に流されるカレントではないと分かったので、そこまで怖くはありませんでしたが、それでももう2度とこのエリアには来ないと心に誓ったくらい、しんどかったです(笑。
ちなみに結構撮影していますが、決して余裕があったとかではなくて、フィンキックし続けてもなかなか簡単に前に進めなくて、疲れてちょっと休憩した瞬間に後ろに流されながら撮影していました(笑。
強いカレントのエリアを抜け出してしばらくすると、頑張ってたご褒美ですよ、とばかりに、ものすごい群れに囲まれました。
水上ヴィラからスパに掛けてのこのエリアにカレントが出ていない日であれば、スパの右側にあるチャネルから右斜め前に向かって進みドロップオフに出ると、一番魚影の濃いエリアにより簡単に辿り着けますし、ここからアライバル・ジェッティ方向に流していくと、ビーチ・ヴィラ前の2番目に魚影が濃いエリアも同時に楽しめるかと。
ただ、もしこのエリアに行かれる場合は、事前に必ずダイビング・センターのスタッフまたはバトラーにカレントの有無や箇所を確認すると同時に、そのエリアを泳ぐ時間帯をバトラーに告げてから出発と、安全第一で楽しんでくださいね。
お魚さんてんこ盛りですが、波がある日はやはり深いところに潜ってしまうようで遠い〜(涙。
それでも群れに遭遇できたので嬉しく、また強いカレントのエリアも無事脱出できたので、少し余裕が出てきてビーチに目をやると、こちらを見て手を振っている旦那さんがいました。
「大丈夫だよ〜!」というサインを送りつつも、旦那さんの姿を見た瞬間、緊張が一気に解けて、ほっとしました(涙。
あとは先日通ったビーチ・ヴィラ沿いのドロップオフを白いブイまで泳ぐだけです。
と、安堵したのも束の間で、突然フィンにゴツン!という鈍い衝撃があり、嫌な予感を抱きながら振り向くと、またもやゴマモンのお出ましです(汗。
先日ダイビング・センターのスタッフにゴマモンについて話したところ、「産卵から孵化までの2、3日は攻撃的だと言われていますが、通常は攻撃された翌日くらいには孵化して姿を消すことが多いので、明後日(この日)にはもういないと思うので大丈夫ですよ。」と言われて信じていたので、心の中で、スタッフの嘘つき〜!!!と叫んでいました(笑。
前回は後ろ姿を見せて逃げたので、「怯えて後ろ姿を見せて逃げたら最後」という感じで野良犬のような性質を持つゴマモンにしつこく数十メートルも追いかけられて、何度も攻撃されましたが、その経験からしっかり学んだので、今回は正面を向いて戦闘態勢で挑みました。
ギョロリとした目と鋭い歯を見せながらスピードを上げて迫ってくるゴマモンを目の前にすると、恐怖で心臓バクバクでしたが、決して怯まず慌てずに構えながら、まるでお化け退治の時の子供みたいに「ゴマモンなんて怖くない!」と自分に言い聞かせながら、心を落ち着けます。
私のフィンを狙って近づいて噛みつこうとするので、両手をボクシングの構えのようにして、いざとなったらデジカメで叩いて反撃してやるぞという感じでファイティング・ポーズを取って、噛みつかれそうになる寸前にフィンを強くキックしては、ゴマモンを怯ませて交わしました。
その間、後ろ向きにフィンキックを続けて、徐々に後方に逃げようとしましたが、いかんせんカレントが逆向きだったため、全く後ろに進むことができませんでした(笑。
仕方なくほぼ同じ場所で留まりながら、果敢に攻撃を受けるたびにフィンで蹴っては噛まれそうになるのを交わし続けていると。。。
4回目の攻撃が終わった頃、勝ち目がないと感じたのか、突然ふっと力を抜く感じで大人しくなったのが分かり、スゴスゴと珊瑚の中にある卵のところに帰っていきました!!
ドロップオフから10メートルくらい離れた深いところを泳いでいたにも関わらず、またもや襲われるとは、もしかしたら「一昨日見かけた」こと、そして私が「逃げた自分より弱い相手」だと認識していての攻撃かもですね(苦笑。
一応記録として場所を確認する為に撮影しましたが、どこのリゾートのハウスリーフでも色々な場所で産卵するので、この場所はこの時のゴマモン限定の目印でしかありません(笑。
1人でとても怖かったので、しばらくの間、何度も振り返ってはゴマモンが追いかけてきてないか確認しながら進んでいましたが、今回は教えてもらった通りに1人でもしっかりと向き合う体勢を取って、フィンで攻撃を交わすと意外にもあっさりと諦めることが実践を通じて分かったので、その結果、逆にちょっと自信がついて、ゲームでいうとレベルアップしたような達成感を感じました(笑。
ただ、これくらい深い場所でなら逃げ場もありますが、浅瀬だったり狭い場所で近い時はやっぱりまだ怖くてパニックになる恐れもあるので、しばらくは珊瑚の多い浅瀬を避けていました(笑。
ちなみにビーチで私を見守っていた旦那さんは、同じ場所にしばらくいたので、海亀さんかイーグル・レイでも見て楽しんでいるんだろうと思ったそうです(苦笑。
呼吸を整えながら、ドロップオフを進みます。
と、水上ヴィラでバトラーとはぐれた際に見かけた子でしょうか?またイーグルレイが出てきました。
ここら辺はカレントがなかったので、じっくり観察できたり、ズーム撮影もできました。
と、ズーム撮影していたら突然ファインダーの中に入り込んできたカスミアジの群れにびっくりです。
もうこれ以上ドキドキさせないで〜と、苦笑いしながら顔を上げると、ビーチ・ヴィラ近くのチャネルの沖まで来ていました。
リーフ側に群れが集まっていました。
今朝はちょっと波があるせいか、このエリアはお魚さん少なめな感じです。
今朝は心身共に疲れたので、白いブイがあるチャネルからとっとと上がることに(笑。
白いブイがあるチャネルから浅瀬に入ると、少し気持ちに余裕が出てきたようで、そこでようやく脹ら脛がパンパンになっているのに気づきました(笑。
普段沢山歩くよう心がけていますが、強いカレントの中で30分以上猛キックし続けたのは相当な運動量だったようで、今朝は他のエリアも強めのカレントがあったこともあり、2時間近くマラソンしたくらいの脹ら脛になっていました(笑。
しんどかったので、もう2度と強いカレントがあった水上ヴィラからスパに掛けてのエリアは泳がないと心に誓いつつも、もしモルディブに住んでいたら、かなり鍛えられて身体を理想的に絞れるかもと思うと、身体作りの為に1年ほど住んでも良いかもと考えたりも(笑。
前日この付近で海亀のサミーを見かけたので、探してみましたがいませんでした。
白いブイからビーチにかけては珊瑚も綺麗でお魚さんもそこそこいて、深さもそこまでないのでシュノーケルのビギナーさんでも楽しめるかと思います。
と、進行方向の浅瀬で出会したゴマモンがこちらをジロリと睨んで来ました(汗。
↓速攻でファイティング・ポーズを取った際に、どうやら超焦っていたようで、気づかないうちに撮影していた証拠の一枚です(笑。
こちらに向かってくるかと思いきや、卵の孵化待ちではなく、ただ普通に食事中だったみたいで、私に気づくとそそくさと遠くへと去っていきました。
しばらくはこんな感じで、ゴマモンを見かける度に毎回いちいちドキドキしていた私でした(笑。
ゴマモンが攻撃してくるか来ないかの大事な見極めとして、まず最初にゴマモンの頭頂部にある背鰭が立っているかどうかチェックしてくださいね。
背鰭がトサカみたいに立っていたら、「これ以上近づいたら攻撃するよ」と威嚇している合図なので、皆さんもゴマモンを見たら真っ先に確認してくださいね。
浅瀬にある珊瑚は十数年前から白化現象によるダメージで見た目は悪かったりしますが、よくみるとそれらの珊瑚にも小さなお魚さんが住んでいたりして、実は意外にも癒しのスポットだったりします。
今朝はドロップオフよりも、リーフの内側の方が透明度が高くて綺麗でした。
今朝は脹ら脛もパンパンでしたが、精神的にもちょっと疲れました(笑。
旦那さんが心配してずっと見ていてくれたみたいで、ビーチに上がると私のフィンを担いで手伝ってくれました。
またゴマモンに襲われた話なんかをしながら、ヴィラへと戻ります。
もう今すぐマッサージして欲しいくらいに、ほら見て、足がパンパンだよー、と見せたり(笑。
というわけで、今朝は6時から7時45分まで水上ヴィラ先端のドロップオフから、ビーチ・ヴィラ右端の白いブイのチャネルまでをシュノーケルしました。
バトラーとは割と最初の頃にはぐれてしまいましたが、最初に一緒に泳いでいてくれたおかげで、(後にまたゴマモンに襲われましたが、笑)ゴマモンへの恐怖感が若干ですが克服できた気がしました。
画像の黄色い線と赤い線がシュノーケルした動線ですが、赤い線は強いカレントがあったエリアで、赤い線の中央部分のドロップオフの地形が尖っている箇所が魚影が濃いエリアでした。
この尖った箇所から画像右端に掛けての少し窪んでいる箇所のカレントが一番強かったです。
そして右端の紫色の悪魔の絵文字がゴマモンに攻撃された場所です(笑。
ゴマモンは毎回ここにいるわけではなくて、たまたま昨夏にここを巣と決めて産卵した後で孵化待ちをしていたゴマモンに襲われただけで、他のリゾートのハウスリーフでも決まった場所はないらしいので、この場所を避ける必要性は皆無ですので悪しからず。