午後3時過ぎに漸く太陽が顔を覗かせてくれましたー。
午後の遅い時間なので余り期待出来ませんが、せっかくなのでシュノーケルへ。
まだ少し頭痛がしますが、海でデトックス出来るかも知れないので、いざ出発〜。
海に入り島側を振り返ると、波打ち際で泳ぐ大勢のゲストが目に入りました。
どうやら皆さん同じ気持ちで、朝からず〜っと晴れるのを待っていた模様(笑。
今回は午後4時から、プール・ヴィラ前のビーチからのエントリーです。
アライバル・ジェッティの右脇を通って、ドロップオフに向かうことに。
そんなに風は強くないのに、なぜだか波がものすごくてビックリ。
身体を持っていかれそうになりながら、どうにかドロップオフに到着。
濁りはすごいですが、とりあえず右折して進んでみることに。
濁りと波の中を進んで行くと、視界がクリアなスポットがありましたー。
まあまあの視界も、お魚さんがいませーん(苦笑。
どんどん進み、やっとブイ付近にお魚さん数匹に遭遇も、中心にゴマモン(汗。
特にこちらを警戒したり威嚇する様子もなく、ひたすら藻を食べていました。
更に進むと、水玉のふぐたん〜♪
そしてルンバ海亀さんは午後3時を過ぎても充電中(笑。
多分食事の時間以外は、たまに浮上して酸素補給するとすぐに休息しているのかと。
タコさんとか、いないかなあ。。。
ニモのエリアに到着〜。
波もあるわ、大半が濁っているわで、短い距離なのに結構疲れます。
今回ここが一番魚影が濃かった箇所です。
とはいえ、ニモ・ファミリーの他に10匹くらいですけどね。
夕方のプール・ヴィラ前のハウスリーフの印象ですが、8割くらいは以下の感じ。
濁って視界が悪く、そして潮流も強くて波も少し荒いので、Uターンすることに。
たまに下のような澄んだスポットがありました。
静かなので、ガジガジくんの咀嚼音が響きます(笑。
噂に聞いていたお魚の群れは、一体どこに隠れてるのかなあ。
そして振り返ると、ヤガラさん(笑。
やはりカンドゥルのハウスリーフでも、黒いお魚さんの数が一番多い気がします。
もしかしたら黒いお魚さん以外は密猟してるのではと疑ってしまうくらい多いです。
一昔前までは、モルディブでパウダーブルーやシマハギやチョウチョウウオの群れを沢山見た記憶があるんですが、カラフルなお魚さん、ここ数年で減っている気がします。
もちろん各リゾートのハウスリーフの形態によって魚の種類や数は違いますが、ハウスリーフの状態が良いリゾートでもなんだか減って来ている気がします。
黒いお魚さんはパウダーブルーやシマハギと同じサージョン・フィッシュなので、パウダーブルーなんかのカラフルなのだけ減るのって何だかおかしいんですよね。
もちろん温暖化の影響が一番大きいとは思いますが、それなら黒いお魚さんも減っているのが普通だと思うんですけどね。。。
黒いお魚さんは高い海水温に耐性があり繁殖に影響もない、とかなら別ですけどね。
実は知人が某国からコンテナで肉や魚などの輸入をしていて、その他にも熱帯魚や魚の餌も輸入していて、イギリスなどヨーロッパや日本などに大量輸出しているんだそう。
香港でも熱帯魚は人気で、私もお魚を眺めるのは大好きですが、どこで獲られたのか考えると映画のニモを思い出して、やはり水槽で飼うのは可哀想で無理なんですよね。
日本でも犬猫の悪徳ブリーダー業者の話がニュースになっていますが、水槽で大事に飼うとしても、もしかしたらモルディブなどの海から違法な漁かも知れないので、やはり悪徳業者の利益にしかならないので余計に手助けしたくないですもんね(涙。
フカヒレも然りで、準絶滅危惧種で低リスクなヨシキリザメの資源量をきちんと把握した上で漁獲し、ヒレだけじゃなくて身も骨も皮も余す所なく使い切るというとてもサステナブルな活動をしているらしい日本産はともかく。。。
香港などの中国圏や海外で最も多く流通しているフカヒレは、欧州の海域にいるサメを密漁・乱獲し、生きたままヒレだけを取り、人気がない身は海に投げ捨てます。
ヒレを失ったサメは当然泳げず、他の魚に食べられたり海の底に沈んで終わり、、、そして乱獲により、どんどん数が減って行くだけです。
実際にモルディブのリゾートでも、某国のゲストが小さなサメを捕獲してヒレをカットして、そのまま海に捨てたりバスタブに捨てたりしたケースが何件かあり、カットしたヒレは湯沸かし器で茹でて、持参したカップラーメンと食べたとか(汗。
そこまでして食べたいかという事もですが、フカヒレなどの食べなくても死なない食物は地球の生態系を脅かしたり壊すくらいまで食べないで欲しいと願うばかり。。。
香港の意識高い系のマダムはサメを乱獲から保護する目的でフカヒレを食べない方が多く、香港のペニンシュラ・ホテル始めとする高級ホテルの中華レストランなどでもフカヒレを出さなくなって11年近く経ちますが、とても素敵で私も賛同しています。
香港海洋公園@オーシャンパークの持続可能な水産物のお話です。
香港人女性のインタビューを通して、フカヒレ自体は味がなく、特に栄養素もご利益もなく、単なるフカヒレを食べられるという自慢やステータスでしかなく、実は世界中にいる数百種を超えるサメの絶滅危惧種の乱獲を応援し、水銀などで身体が蝕まれるだけで、自分がいかに無知であるかを象徴する食物なんて感じのニュアンス(苦笑。
話はシュノーケルに戻り。。。
ルンバ海亀さんの珊瑚岩に戻って来ると、まだ充電中(笑。
また明日の朝ねと、さようなら。
そういえばサメも出て来ませんでした。
今回のシュノーケルは、午後4時から4時半まで。
ビーチ・ヴィラ前からレストラン手前までのドロップオフをさっと往復して終了。
30分もあれば、シュノーケルするのに一番ベストな区域を往復出来ちゃうくらいに、近くてコンパクトなハウスリーフって、本当に便利でいいですよね。
シャワーを浴びてから、外に出てみると。。。
干潮時らしく、ゴツゴツした珊瑚岩がニョキニョキ現れて、びっくり。
すごいですよね、こんな浅瀬で水温高そうなのに珊瑚が復活してるのって。
2016年に前年のスーパー・エルニーニョ(通称ゴジラ・エルニーニョ)の影響で海水温が急上昇して、モルディブの珊瑚の8割近くが白化したことがありました。
一度白化すると再生するのに早くて数年から通常は数十年も掛かるので、どのリゾートのハウスリーフもまだまだ悲惨な感じの今ですが、今夏にミライドゥを再訪した際に、一部でしたが意外と珊瑚の再生が順調で驚いたところ、スタッフ曰く、珊瑚や海洋生物も我々みたいに気温上昇に慣れつつあるんでは、なんて話していました。
それが本当なら、そして来年また白化しないといいんですけどね。。。
これでは干潮時はチャネル(珊瑚の切れ間)を通らないと、ドロップアウトに出入りするのは無理そうですね。。。
帰国予定のゲストもスタッフも知らぬ間にいなくなっていました。