香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

2024年夏の雨季のモルディブの天気予報

先日南アジア(インド、バングラデッシュ、パキスタン、ネパール・ブータン、スリランカ、モルディブ)気候予測フォーラム(SASCOF)が開催され、2024年の南西モンスーン期(6~9月)の降水量は北部を除く南アジアの大部分で平年を上回る降水量との予測が発表されました。

 

それを受けてモルディブ気象サービス(MMS)が発表した予測がこちら。

 

 

予測によると、モルディブの中部と北部地域は例年以上の降水量になる可能性が高く、逆に南部では例年以下の降水量と予想され、最高気温と最低気温の両方はモルディブ全体で例年の範囲を大幅に超えるとの予想(汗。

 

 

 

まずは、どれくらい例年より暑くなりそうかというと。。。

 

↓こちらが最高気温の予測で、どの環礁も例年の3割から7割増の暑さですね(汗。

 

 

↓こちらが最低気温の予測で、これまた例年の5割から7割の暑さです(汗。

 

 

もしかして昼間のギラギラ灼熱地獄の状態が一日中続いて、朝晩が涼しくならない感じですかね(汗。

 

マレなどモルディブの島々で生活する住民の中でも特に屋外で働く人たちは常に熱中症の危険性がありそうですね。

 

ところが旅行者となると、リゾートのヴィラはエアコンが効いてるし、ビーチは海やプールの側だしパラソルの下だしドリンク飲んでるし、なんて感じで大丈夫と思う人が多いそうですが、実際は海やプールでも泳いだり汗をかいたりして体温が上がり脱水症状になりがちなんだそうで、こまめに水分補給をしながら海やプールやビーチでの滞在時間を短くしたり、頻繁に日陰やクーラーの効いたヴィラで休憩を取るのが大事だそう。

 

またドリンクと言ってもアルコールは当然別物で、朝食時や昼間の飲酒からの海やプールは発汗を促し体温が上がり易いそうなので、更に危険度が増すので気をつけないとですね。

 

そしてら6月から8月にかけての高温続きで海水温が更に上昇し、年内は珊瑚の白化が進みそうなのが心配ですね(涙。

 

 

 

一番気になる降水量については。。。

 

 

↑モルディブは左下の小さな部分、拡大してみると。。。

 

 

中部と北部はより濃い青で、例年の3割から5割以上の降水量になりそうですね。

 

 

↑降水量が平均値以下とされている環礁は、ガーフ・ダール環礁を含む南部のみ。

 

ガーフ・ダールは数年前に「ハウスリーフが素晴らしい」と言われていたハダハアに滞在しましたが、確かに珊瑚はびっしり生えていて元気でしたが、お魚さんの数はそれほどでもなくて、ハウスリーフが素晴らしい=魚影が濃い、わけではないと学びました。

 

それよりも国内線とボートでの移動のみで、かなり遠くて待ち時間がやたらと長くて疲れ果てた記憶です。

 

そんなガーフ・ダール環礁も今ではプルマンやラッフルズもあり、コロナ明けで多少増便されて昔よりはマシな移動時間になっているかもですが、もう移動に時間を取られるのは辛いお年頃になりました(笑。

 

 

 

ちなみに昨年から発生しているエルニーニョ現象(正確にはエルニーニョ南方振動・ENSO)は現在は緩やかな状態なんだそうで、6〜9月のモンスーン・シーズン前半には次第に弱まり、中立のエルニーニョ現象となり、モンスーン・シーズン後半にはラニーニャ現象が発生する可能性が高いそう。


また、ラニーニャ現象は一般に、南アジア の大部分で南西モンスーンの降水量が平年並みか平年より 多いことに関係していることも知られているそう。

 

ということはモンスーン・シーズン後半の7、8月に雨が多いの?と思われるかもですが、今年は乾季が始まった2月は連日の雨で、3月は快晴が続き、4月からはまた雨の日が多く、今現在もモルディブのあちこちで曇りや雷雨だったりします。

 

 

 

モルディブ滞在中の旅行仲間らからの情報ですが、リゾートのスタッフによっては、一昨日からモルディブ全体で曇ったり雷雨や暴風雨が続いているのは、モンスーンの入れ替わりの時期(4月末から5月にかけて)だからかも、という説もあるみたいで、もしかしたら今現在の悪天候は単なる毎年のモンスーンの入れ替わりで一時的なものかもですし、もしかしたらエルニーニョ現象のせいで不安定な状態が9月まで続くかも知れないです(涙。

 

気になる今現在のモルディブの天気が分かるリゾートのライブ・カメラです。

 

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モルディブのベスト・シーズンについて。。。

 

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モルディブの最近のお天気について。。。

 

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モルディブ旅行にオススメのアプリについて。。。

 

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前回モルディブで大規模な白化が起こったのは2016年の春から夏にかけてでした。

 

我が家は2016年8月にバア環礁にあるアナンタラ・キハバーに滞在しましたが、確かに白化した珊瑚は目につきましたが、雨は殆ど降りませんでした。

 

キハバーの旅行記です。

 

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キハバーのハウスリーフです。

 

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モルディブの気象サービスの予報が外れて、今夏もそんな感じで晴れると良いんですが。。。

 

モルディブ人スタッフやガイドに聞いても、もうモルディブの天気は不安定過ぎて読めなくなったという答えが圧倒的に多く、どうしても外したくない場合は3月に賭けるのがベストかと。。。

あくまでも「賭ける」というのが現在の感覚で、今後は地球温暖化の影響で風も波もなく視界もクリアで快晴続き、といった保証はいずれなくなってしまうのかも知れませんね(涙。

 

 

 

*5月14日の追記です。

 

 

モルディブ気象局は、今月の第1週から2週にかけてモルディブ南部の地域で南西モンスーンに入ったことを宣言しました。

 

モンスーンは次第に中央地域にも広がって、最終的には月末までにモルディブ全土をカバーするそう。

 

モルディブのモンスーンは大きく分けて、通常5月から11月にかけての南西モンスーンと、通常1月から3月にかけて発生する北東モンスーンの2つです。

 

発表によると南西モンスーンは5月9日に南部の地域で始まったそうですが、モンスーンが入れ替わる2日から数日間はしばらく強風や雨などの不安定な天候が続くことが多いそうなので、1日も早く安定すると良いですね。

 

ただし安定しても、エルニーニョやラニーニャのせいで降水量多めの今夏かも(涙。

 

 

 

*5月15日の追記です。

 

 

5月16日から南西モンスーンの勢力が強まり、強風や波のうねりに雨といったコンディションが5日間ほど続くようです。

 

悪天候の場合は水上飛行機やスピードボートでの移動も様子見になる場合もあります。

 

くれぐれもお気をつけて。