午後6時35分に搭乗開始。
最初は赤ちゃんがいるご家族や車椅子の方など、続いてビジネスクラスとマイレージ会員のステータス順に機内へと案内されました。
残念なことに、ものすごく古くて狭いビジネスクラスのシートです(涙。
昔キャセイ・パシフィック航空でハズレのビジネスクラスがあったんですが、そちらに瓜二つ(汗。
とても古い2シーターで幅が狭く収納も少なく座り心地がとにかく悪くて。
大昔のスポーツ・カーのシートみたいに寝るとあちこち当たり痛いんです。
夜に出発して明け方に到着する「レッド・アイ」と呼ばれる夜行便なので、フルフラットで安眠出来るタイプにしてくれれば良いのに、、、。
サッカー試合のスポンサーとして莫大な費用を捻出するくらいなら、ぜひ自社のシートにももっとお金かけてくださーい(笑。
オンライン予約の際に隣同士に座席指定したはずでしたが。。。
2-2-2の座席配置で、なぜか二人の席が通路側の前と後の二列と別々(汗。
通り掛かったアフリカ系女性のキャビン・クルーに事情を話すと。。。
「自分で隣の客に交渉しなさいよ」と笑顔もなし(汗。
意外過ぎる返答に正直ビビっちゃいました。
もう諦めようかと思っていたところに別のクルーが通り掛かり。。。
どこかのミス・ユニバース?と思うほど綺麗な白人女性で、にっこり微笑んでくれたので事情を話すと「調べるから待っててね」とギャリーに引き返し、戻ってくると「隣はいないから前列でも後列でも好きな席に移動してOKよ!」と笑顔でウィンク。
航空会社のクルーに限らず、笑顔で誇りを持って働いている方って、本当に魅力的ですよね。
無事前列の隣同士に引っ越して、一息ついて周りを見回すと。。。
機内でマスクしていたのはすぐお隣の中国人女性一人だけで。
この女性も周りがしていないのに気づくとすぐ外しちゃいました。
出発前のドリンクとおしぼりが出て来ましたが。。。
中東あるあるで強烈に香りが強いフレグランス系のおしぼり(涙。
香りに敏感なので、強めの香りや苦手な香りは吐き気や頭痛を催す時があるので、フレグランス系のおしぼりは使えません(涙。
ビジネス・クラスとは思えない音漏れする安っぽいヘッド・セットと。。。
収納ケースは無駄に本革でストラップ付きでポーチになるみたいですが、かなり微妙で誰も持ち帰らなかったので、ゴミを減らす為にも不必要かと。
年季が入ったジャックは、もはや貫禄すら感じられます(苦笑。
美味しいと評判のカタール航空の機内食。
夜行便のメニューはこんな感じ。。。
軽食のメニューに、なんとも嬉しい海南チキンライスを発見〜♪
まさかこれが大きな失敗で、アフタヌーンティーを選ぶべきだったとはつゆ知らず、この時点では上機嫌の私でした(笑。
お酒好きな方へ、ワイン・リストです。
ハード・リカーやカクテルにビールなんかも。
午後7時25分にいよいよ出発です。
香港国際空港を飛び立ってすぐの所に見えてくるのが、ディズニーランド♪
その真下にあるハニカム状の施設が、コロナ禍の3年間に在住組の大きなストレスや恐怖となった新型コロナの隔離施設でございます。
我が家は宿泊する事もなく事無きを得ましたが、アメリカ人富裕層の友人が昨秋の規制がなくなる直前に運悪く施設行きに(涙。
Wi-Fiもなく連絡付かず&差し入れ不可で、連絡が取れたのは8日後でした。
友人は以前20年近く香港に住んでいたので香港大好きでしたが、初めて香港が嫌いになりかけたと(汗。
話は機内に戻りまして。。。
最前列なので、モニターは押すと飛び出るちびたサイズ。
その小ささと見辛さに妙な懐かしさを覚えて震えそうに(笑。
午後7時50分にお茶とナッツが配布され、旦那さんはシャンパンで乾杯。
温め過ぎたのか、ナッツが恐ろしく硬くて噛めません(苦笑。
自宅で夕飯の際は、いつも旦那さんと洋画を観ながら(お行儀悪くて失礼、笑。
年間300本は洋画を観るので、それもあり機内では邦画を選びがちですが、邦画の選択肢が極端に少なく、特に観たいタイトルもなし。
どうせすぐ寝ちゃう予定だしと既に観た洋画を流し見することに。。。
午後8時5分にミール・サービスがスタート。
私は軽食メニューの海南チキンライスのみを注文も、なぜか前菜が。
蒸した白身魚で、味付けは微妙でした。
旦那さんはタパスを選択も、やはり微妙らしくパンだけ齧っていました(苦笑。
旦那さんは食事中は赤ワインをお願いし、最初の1杯目が8時に来て、ナッツを食べながらすぐに飲み干しましたが、放置プレー(苦笑。
それ以来ずっと待ち続け、食事が配布された際に再度お代わりをお願いしていましたが、結局私の食事が終わる9時まで誰も注いでくれませんでした(汗。
カタール航空のサービスは、エミレーツやエティハド航空とまでは行かずとも、結構良いとの評判だったので、ちょっとびっくりでした。
そして待望の海南チキンライス♪
海南チキンライスの他には、ビーフ・バーガー、サラダとアフタヌーン・ティーのセットの4種類がありました。
自称チキンライスが置かれてから、思わず二度見しちゃいました(苦笑。
これまた立派な皮なしの胸肉の塊がドーンとライスの上にのっかって来て。
カットも大口選手権用では?とツッコミたくなるくらいの大きな塊(笑。
カットしようにもライスの上でグラグラ・タワーのゲームさながらの不安定さ。
幸いタレは普通の海南チキンライスのそれだったのでセーフでしたが。。。
タレをつけてもパサパサで、水分で流し込まないと飲み込められない系でした。
CXじゃないですが、やはり香港発の機内食は安定の不味さなのかもと。
デザートを勧められましたが、またサービスが遅いと眠るチャンスを失いそうなので断り、ミント・ティーのお代わりだけ頂きました。
お茶請けのクッキーが機内で一番美味しかったです(本気です、笑。
ちなみに、機内のアメニティ・バッグがこちら、、、うーん(汗。
中に紐が入っていて、金八先生が下げていたバッグのイメージ。
機内のパジャマは綿の上下で、背中にワールド・カップのロゴ入り。
下のワールド・カップのロゴ入りの袋に入っていました。
映画を観終わってから、寝る支度をして一応横になってみましたが。。。
フルフラットにもならず、両肩をすぼみ腕を前に押し出されるようなフォルムのシートなので、仰向けも窮屈ですが横向きになると変な位置に凹凸があり、それらが当たって痛くてなかなか眠れません。
1時間くらい寝返りを打ち続けて、ようやくウトウトしかけると、、、。
どうやら赤ちゃんも眠れないようで、大声で泣き始めました(苦笑。
結局少し眠れたような、やっぱり殆ど眠れなかったような、身体のあちこちが痛くなって、脳が中途半端に覚醒し、ぼーっとした感じで9時間が経過。。。
香港時間の午前4時15分にカタールのハマド空港に着陸しましたー。
カタールの時刻は夜11時15分(涙。
このままホテルに直行してベッドで眠れると良いのですが。。。
午前2時ドーハ発〜午前8時40分にマレ着のフライトに乗り換えなので、残念ながらラウンジで3時間ほど睡魔との戦いとなります(涙。
*後日談ですが。。。
今夏にモルディブで働く友人から聞きましたが、なんとこの懐かしくも、座り心地も寝心地も非常に悪く、古びた機体。
やはりキャセイ・パシフィック航空のお下がりと判明しましたー(笑。
コロナ禍の2年半は鎖国状態だった香港。
キャセイ・パシフィック航空も一時期危なかったりしたんですが、その際にカタール航空に古い機体を叩き売り状態で引き取ってもらったそうです。
道理でギャリーのコンテナにドラゴン・エアと記載されていた訳でした。
カタール航空は、機内はそのままで外側のペンキを塗り替えたのみ。
結果、売却してしまったCXは、そんな予算もなく、香港からモルディブへの直行便は当分というか再開の目処が立っていない今なんだそうです。
というわけで、昔のCXの眠り心地の最悪な機体が苦手な方は、お気をつけくださいませ。