香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

リッツ・カールトン・モルディブのレイプ騒動。

モルディブで今一番ゴージャスなおもてなしを受けられるかもしれない、リッツ。

ヴィラもオシャレですし、ワイン・メニューも豊富で食事もとっても美味しそう。

 

 

ただ個人的には、ハウスリーフが残念そう、かつ人工コンクリート臭がするので今後の宿泊候補には入っておりません。

 

また、ポイントで無料宿泊出来るリゾートはおもてなしにバラツキがある点が苦手。

ホスピタリティは付加価値や差別化を意味し、本来であればどのゲストにも公平に心からおもてなしすることだと思うんですが。。。

 

以前モルディブでポイントを使わずに宿泊した「ポイント無料宿泊特典のある某リゾート」では、おもてなしするゲストをあからさまに選んでいました。

大半の「一般」ゲストを放置する中、我が家含む数組のみ分かりやすい手厚いおもてなしを受ける、という別の意味での差別化を目の当たりにしました。

 

他にも大きなリゾート特有の問題として、端から端まで徒歩30分近くかかった上の某リゾートでは、カートやスタッフの数が全然足りず、移動の際にかなり待たされる事も多々ありました。

 

 

 

話はリッツ・カールトン・モルディブのレイプ騒動に戻り。。。

 

先週頭に衝撃的なニュースが入って来ました。

 

nypost.com

news.yahoo.com

 

オーストラリア在住の中国人女子大学生が、一人で宿泊していたリッツ・カールトン・モルディブのヴィラでバトラーにレイプされた、という主張のニュースでした。

 

女子大学生本人がレイプされた後に開設したTwitterがこちらです。

 

twitter.com

 

そんな勇気ある彼女のTwitterの主張をざっくりまとめると。。。

 

当初は今月10日に留学先のオーストラリアから中国に戻る予定を、モルディブに一人で寄り道することに。

 

6日にリッツに着いて、Ushamというバトラーが当てがわれ、ヴィラにチェックインして案内してもらう。

 

同日うっかりスマホに水をかけて使えなくなったので、どうやって両親に連絡を取るか困り、フロントに相談するとUshamを寄越された。

 

彼は自分のスマホに彼女のSIMカードを差して使えるようにしてくれて無事母親と連絡が取れた。

 

その後、彼と話をしていたら昨夜から彼女を狙っている感じがする内容だったので不安になり話題を変えると彼は出て行ったが、しばらくして彼のスマホに母親からチャットが入ったとまたヴィラに戻って来た。

 

彼は話をしながら彼女のベッドに座り、パジャマ姿の彼女に無理やり何度もキスしてきたので、パソコンを開いて『自分にはその気がないことを翻訳サイトを使い知らせた』が、彼は「大丈夫、安心して」などと言い、口の中に2回彼の性器を押し込んだり彼女の性器を触ったり性行為を試みようとしたが、彼女が抵抗し続けて逃げ切りブランケットに包まると、彼は彼女のパソコンに射精してタオルで拭い、その場を去った。

 

その後すぐに彼女はマネージメントに連絡して警察を呼ぶように頼んだが、ヴィラにスタッフ2名がやって来て(後で気づいたが警察の証拠品として保管すべきだった)パソコンとタオルを持ち去られてしまった。

 

後に警察が来たので陳述書を取り、彼女の口腔内のDNAサンプルを採り、1週間後に結果がわかると伝えられた。

 

またレイプされた際にいくつか傷を負ったので、その証拠写真を撮影した。

 

リゾートからはすぐに出て行くように言われ、謝罪すらなかった。

 

島から出て、マレの病院でレイプキット(レイプされた際の処置)を含む治療を受けた。

 

警察に訴えたが、調書を取った後にモルディブから出て行けと言われた。

 

宿泊費を無料にする為のでっちあげだとリゾートに言われたそうで、私はオーストラリア在住の学生で親はお金持ちだからそんなことはしないし、1700USD全額支払った、と反論。

 

先週月曜日の午後にモルディブのリッツ・カールトンの経営陣は、事件を警察に引き渡したことを彼女に知らせたそう。

 

またホテル・チェーンの代表者も、調査が進行中であると声明を発表したそう。

 

そして火曜日には、彼女はモルディブ大統領と議会議長に「援助を求める」手紙を書いたとツイート。

 

以上が彼女のツイート内容やメディアの取材内容のまとめです。

 

 

 

既に先週からTwitterでは彼女をレイプしたというバトラーの画像が上がっています。

そして先週末にはモルディブ裁判所が、中国人観光客をレイプした罪に問われたリッツ・カールトン・リゾートのバトラーであるUshamに渡航禁止命令を発令。

 

 

 

モルディブ政府と中国政府とアメリカ企業のリッツを巻き込んでの大騒動になっていますが、果たしてどんな展開になるか気になるところです。

 

 

 

彼女側の主張しか記載されていない今なので真実は分かりませんが。

TwitterなどSNSでは色々な意見が飛び交っています。。。

 

「リッツは、最悪、最低。」

「レイプ事件を揉み消そうとしたんだな。」

「もう女性一人では怖くてモルディブには行けない。」

「リッツに泊まる予定だったけどキャンセルしたよ。」

「もう2度とリッツには泊まらない。」

という意見から。。。

 

「彼女のツイートを見る限りでは、マレの病院で診察を受けた証の領収書のみ。

レイプキット(レイプの証拠を収集したもの)による医師の診断書はなし。

証拠という警察のレポートは、届出を受理したという書類の同じ画像3枚のみ。

どれも確たる証拠にはなりそうにない物ばかり。」

 

「宿泊料の1,700ドルを支払ったというなら領収書も載せた方がいいよ。」

 

「本当にお金持ちであれば、リッツなりモルディブ政府なり訴訟を起こす事も可能だと思うから今すぐ訴えることを勧めるよ。」

 

彼女の胸の画像に対しては。。。

 

「胸を触られたりパジャマを引きちぎられたことは書かれていないのに、なぜか胸に多数の小さな引っ掻き傷がある。」

 

「引っ掻き傷の方向が自分でしたような角度の引っ掻かれ方に見える。」

 

「彼女のレイプされた話の流れに膝の話が出て来ていないのと、膝のアザは転んだりしたようにしか見えない。」

 

「最初に不安を感じた時点で、受付などに電話してSIMカードを返してもらうと同時に、なぜ女性バトラーへの変更をお願いしなかったのだろう。」

 

またリツイートされた書き込みの中にも幾つか気になるものがあり。。。

「彼女がリッツに上陸した当初から足にアザがあったのを何名も目撃している。」

「彼女はゲストではなくインターンだよ、これ以上嘘を広げないでほしい。」

「彼女はモルディブに来る前からこういう問題を抱えていたよ。」

「私たちはリッツ滞在時にこのバトラーにお世話して貰ったが、とても働き者で優しくて気の弱そうな彼がこんなことをするなんて信じられない。」

*このコメントに対しては大勢の方が「レイプ犯や悪人は羊の顔を被っているのが普通だ。」「家族でもない君たちに本当の彼の素性が分かる訳ない。」など猛反撃されていました。

 

 

 

私も幾つか疑問に思うところがあり。。。

*証拠品にしたかったパソコンが彼女の物であれば当然返して貰えたはずで、もしモルディブの警察や政府が信用出来ないのであれば、パソコンを丸ごと洗い流すのは難しいので、中国国内やオーストラリアで有料のDNA鑑定を頼めるのでは。

*レイプキットにしても、リゾートでシャワーを浴びてしまったとしても、パジャマや下着など72時間以内であればDNAの採取は可能だったはず。

*事件後にTwitterを開設していて、自分の名前や顔写真がメディアに晒される点よりも、ちゃんと成敗して欲しいという気持ちの方が大きい勇気ある女性なのに、なぜ訴訟を起こさないのか。

*その為に重要なのは医師の診断書(レイプキット含む)と警察のレポートも、何故かアップされておらず、それらがあることも明言されていない。

*大半の翻訳アプリはクラウド型に限らず個人データが筒抜け(なので企業機密もダダ漏れ)+保存されていると思うので、レイプされる直前に「英語が通じないかと思い、その気はないと彼に伝えるべく使用した」パソコンの翻訳履歴や内容や時刻なども、弁護士を通じて翻訳アプリの会社に申請すれば得られるはずで大きな証拠になるかと。

*ベッドの上で無理やりキスされたり口に入れられたり性器を触られたり性行為を抵抗して阻止したのであれば、膝ではなくて(多分押し倒されたり掴まれた)腕や顔や太ももにより沢山のアザや傷があるのでは。
*阻止しようと暴れたのであれば、もしかしたら彼女の爪の間に彼の皮膚組織が残っているかもでDNA採取が可能なはず。

 

きっと既に周りやリツイートからもこういった疑問やアドバイスは聞いていると思うので、ここまで勇気を出して告発しているのであれば、ぜひ訴訟を起こして真実を明らかにして欲しいところ。。。

 

 

 

またリッツ・カールトンはアメリカのマリオット系列です。

アメリカの大企業は良くも悪くも大小様々な訴訟問題を常に抱えているかと。

そんなリッツのマネージメントが、ゲストがレイプされたと騒いだとしたら。。。

こんな風にパソコンとタオルを持ち去って証拠隠滅しようとしたり、虫ケラみたいに追い出すのは少々信じ難い気がします。

 

GMのRenato De Oliveira氏のLinkedInは世間からのクレームの嵐でか現在消されています。
どれだけ優秀かそうでないかは知りませんが、トリップアドバイザーのレビューを読む限り、ゲストのフィードバックを大事にするフレンドリーなGMだったようです。

 

インターンから18年でGMなのでエリート街道まっしぐらの優秀な方で、長いリッツ歴からしてリッツを愛していて全てのマニュアルも把握し、マネージメント能力に長けた方かと。

 

www.islandchief.com

 

しかしながら、この案件で一気にマイナス査定となり、他の企業へ移っても拭いきれないダメージとなりそうですね。。。

 

 


モルディブの多くのリゾートでは、オープンと同時に集客の為に世界中からメディアや旅行代理店やインスタグラマーなどを無料で招待し続けています。
旅行代理店はともかく、キラキラ系インスタグラマーや旅行ブロガーなど自腹じゃない方々のベタ褒めのレビューは殆ど信用していません。
 
リッツも然りで、インスタグラマーやメディアのケアを常にきっちりやって来ていると思うので、インスタグラマーと同じくらいクレーマーが多い昨今故に、もし拗らせ屋だったとしても、あのリッツには細かいマニュアルが存在しているはずなので、それに沿って対応すれば防げた案件だったのではと。。。
 
また、もしレイプ騒動が黒ではなく限りなく白に近いグレーでも、彼女が自腹で宿泊していたゲストであれば、トリップアドバイザーなどへの書き込みからの風評被害や警察沙汰になるのを恐れて、宿泊料を無料にしたり慰謝料など色々と全力でオファーするような気もします。。。
 
それらから推測すると、彼女は一般のゲストではなかったような気がしてなりません。


例えば、もし彼女がリツイートされていたようにインターンシップでリッツに来ていて、もしレイプではなくハニトラだった場合に限っては、「もう研修は終わりだ、出て行きなさい。」という流れが想像出来なくもなく。。。


しかしながら、そんな状況で『モンスター研修生の彼女』を追い出したのであれば、今時のモンスター顧客&クレーマー対策としては、やはり大失敗だったかと。

 

 

 

もう一つ考えられる推測としては、モルディブ=南の島のリゾートという点。


モルディブのリゾートに限らず、ハワイやバリなどの海外リゾートや日本のビーチ・リゾートでも、リゾート・ホテル関連会社のスタッフや地元の人達との色恋沙汰は少なくないかと。

 

スキー場でスキーやスノボが上手いとカッコ良く見えて恋に落ちてしまうゲレンデ・マジックと同じで、ビーチ・リゾートでもサーフィンが上手かったりそこに住んでいるというだけでカッコよく見えてしまうビーチ・マジックもあり、現に日本の有名な女優さんらもハワイで恋に落ちて結婚&離婚しています。

 

リッツに限らずモルディブのリゾートのあちこちで、こういう男女の色恋沙汰は日常的にあって、そしてこれまではゲストが去ると同時に、特に問題もなく自然に『終幕』していて、それで今回も『彼女は帰って行ったから、これで問題なし』と見くびってしまったのではとも。

 

そう考えると、バトラーとこの女性との間に何かがあって、それで揉めてしまったような気もします。

 

 

 
もちろん本当に彼女がレイプの被害者であれば、リッツ側にはきちんと謝罪とフォローをして頂きたいですし、2度とこういう被害者が出ないようにモルディブ政府にも全リゾートにもしっかり対策して欲しいと思います。
 

 

 

近い将来モルディブへの旅行を考えている方々へ。。。

 

この騒動に関して、女性一人に限らずモルディブへの旅行は危険だの怖いだのと不安を煽る書き込みを目にしましたが、モルディブに限らず、女性の海外一人旅は常に気をつけたに越した事がないかと。

 

ハワイでもレイプや盗難などこれまでに何十件以上も起きていますし、ここ数年はハワイを含むアメリカ国内での犯罪が一気に増加しています。

大昔ハワイへ女友達と旅行した際に、買い物帰りにホテルの部屋まで知らない男性にこっそり後をつけられて何度もしつこくノックされて非常に怖かった事がありました。

幸いレイプ被害はありませんが、ビーチの荷物とレンタカーを盗まれた事もありました。

 

コロナ禍の2年半を除く過去15年間でモルディブには毎年2回訪れていますが、旦那さんがジムやスパで留守の際など一人になった際に、バトラーやハウスキーパーが来て二人きりになった事は多々ありますが、身の危険を感じた事は一度もありませんでした。

 

マレ市内のセキュリティの甘い安価なホテルならともかく、日本人が宿泊するような高級ホテルは一つの島に一つのリゾート・ホテルという形式なので、何か起きたら犯人はすぐに逃げられませんし、即逮捕する事が可能なので、レイプ事件は起きにくいと考えられます。

 

なので同意の元での色恋沙汰は南の島のリゾートなので少なからずあるとは思いますが、モルディブの特に高級リゾートでの一方的なレイプはまずないと思うんですが。。。

 

 

 

参考までに、モルディブのリゾートで働く女性の数は少なくありません。

中国人や日本人や韓国人やロシア人やイタリア人などの女性バトラーも沢山います。

私も過去何度かモルディブのリゾートで女性バトラーにお世話していただきました。

 

 

 

ハウスキーパーは大抵男性ですが、不安であれば留守中など時間指定して掃除を頼めますし、時間指定出来ずヴィラで掃除をしている場合は通常ドアは開けたままなので、ハウスキーパーが出て行くまで玄関やデッキで待つことも可能ですし、別の時間に来るように頼んで出て行ってもらうことも可能です。

 

この女性のように言葉が通じている場合は簡単にお願い出来るかも知れないですが、もし言葉が通じない場合は、受付に出向いて翻訳アプリでお願いすると良いかと。

もし夜間にノックされた場合は鍵を開けず、不安であれば受付などに連絡して即ヘルプをお願いして下さい。

英語が出来なくても、ヘルプ・ミー、フィーメール(ウーマン)・スタッフ・プリーズで、女性スタッフを寄越してくれるかと思うので、後は翻訳サイトで会話して下さい。

 

 

 

過去20回以上モルディブに渡航していますが、貴重品は常に金庫で保管して、スマホやタブレットやダイビング用の腕時計やデジカメなどはヴィラの机に置いたままでしたが一度も盗まれた事はありません。

うっかり現金を置き忘れたこともありましたが、そのままでした。

 

ただ一度だけ某リゾートのシュノーケル・ツアーの際にビーチ・バッグを開けられた痕跡が残っていました。

ボートのスタッフの誰かが、私たちがシュノーケル中にバッグを開けて、スマホなどを盗もうとしたのか分かりませんが、なぜかスマホ・ケースが裏表逆に嵌められていた事から気付きました。

現金はチップを渡すつもりで用意した数十ドルが入ったままで、盗まれていませんでした。

気持ちが悪かったのですぐにGMに話しましたが、その後どうなったのかは知りません。

 

世界各地に限らず日本国内でも、疑うのが嫌なので常に気をつけています。

 

皆様もお気をつけて、そして楽しいモルディブ旅行を満喫して下さい。