香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

モルディブでダイバー14名が遭難

地球温暖化の影響と思われますが、先日投稿したように今春のモルディブの海はこれまでのベスト・シーズンとは違って、各リゾートでも強風や強い潮流(ストロング・カレント)が発生している日が少なくないです。

 

gokutsuma.hatenablog.com

 

今回のダイバーの遭難事故は、ガーフダール環礁のガン島近くの有名なダイビング・ポイントでダイバー14名が強い海流に巻き込まれて流されて遭難しているところをラッキーにも偶然通りかかったモルディブ警察官に発見されて、連絡を受けた海洋警察がすぐにスピードボートで駆けつけてレスキューしてくれて大事に至らずに終わったそう。

病院で検査を受けたところ全員無事とのこと。

 

 

これまでに幾つかのリゾートのハウスリーフでシュノーケルや遊泳中に潮流や海流に流されて行方不明になったり亡くなられた中国人ツーリスト(大半が泳げない&初めての海水遊泳)など数名いましたが、ダイビングでこれだけの人数で、しかもモルディブの海を知り尽くしているモルディブ人のベテラン・インストラクター4名が含まれていたにも関わらず、全員が流されて遭難してしまった事実はちょっと不安になりますよね。

 

 

 

最初に発見したのはモルディブ警察で、Fuvahmulah島からガーフダール環礁のガン島へ向かう途中に付近の海上で遭難していたダイバーを発見し、海洋警察のスピードボートが現場に到着すると更に2人のダイバーが水中でもがき苦しんでいるのを発見したそう。

 

その2人のダイバーを救助したところ、その海域の強い潮流によって別の2人のダイバーと引き離されたとこが分かり、それを受けて海洋警察が捜索救助活動を開始したところ、更なるダイバーが強い潮流にさらわれてもがき苦しんでいるのを次々と発見し、合計14人が強いうねりと乱流の中から救助されたそうです。

 

救助された14人はガーフダール環礁のガドゥドゥ島に移送されて手当を受け、幸いなことに全員の容態はかなり過酷な状況にいたにも関わらず良好で、死傷者の報告もなく、モルディブ人インストラクター4人とロシア人観光客10人の全員が無事だったそう。

 

ダイビング・アドベンチャーに使用されたサファリ・ボートも無事回収されて、その後所有者に引き渡されたそうです。

 

事件の正確な状況はまだ調査中とのことも、画像を見る限り観光客10人とガイド兼インストラクター2人、そしてボートのキャプテンら2人だと思うので、最初に強い潮流に巻き込まれた時点で、ガイド2人も流されて救助が必要となり、キャプテンら2人も飛び込んで助けようと試みたものの同じくうねりに巻き込まれての全員が遭難となってしまい、誰も残っていないツアーのボートが離れた場所で回収という感じでしょうね。

 

モルディブ警察の声明によると、今回の事故は全てのダイバーや海水浴客に注意を喚起し、潮の満ち引きや潮流の変化に警戒し、安全ガイドラインを遵守して、自分たちの安全を確保するものであると強調しています。

 

地球温暖化による影響でここ数年前から波や潮流が強くなったと私も感じています。

 

特に昨年からのエルニーニョ現象の影響で天候も荒れ易く、晴れていても波風が強かったり潮流や海流もいつも以上だと思うので、どうぞくれぐれもお気をつけください。