香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

ノヴァの水上ヴィラでまったりした後、夕方からはツアーに参加

ランチ・ブッフェを満喫し、ソウル・キッチンを後にしました。

 

 

レストランを出てすぐに後ろから、「ハロー!ウェイト、ウェイト!!(ちょっと待って〜!)」と声がかかり、振り向くとウェイターが走ってやって来て、「これがディナーのブッフェのテーマだよ〜!」と笑顔でメモを手渡してくれました。

 

 

ソウル・キッチンのビュッフェは、ディナーは日替わりテーマがありました。

 

ビュッフェ・ルームの入り口右側にあるデジタル・サイネージ(情報モニター)でテーマなどの情報が全て見られるシステムでしたが、ビュッフェに行く途中にチラ見した際は「スパ画像」だったので、てっきりリゾートのイメージ・ビデオだと思い、わざわざ立ち止まってまで見ようとは思いませんでした(笑。

 

当時のノヴァのアプリにもテーマに関しては記載されていなかった記憶で、ヴィラにもレストランやアクティビティのフライヤーもなく、バトラーもいないので、毎晩のディナーのビュッフェにテーマがあることは当然知り得ない情報の中の一つでした。

 

それでランチの際にスタッフに、昨夜のビュッフェが大好きな「モルディブ料理」がテーマだと知らずにアラカルト・レストランを選んで後悔した話をしていたら。。。

 

スタッフがわざわざ仕事の合間にシェフに聞いてメモしてくれたものの、その後忙しくてすぐ渡せなくて、ようやく手が空いた時には我々が帰った後だと知って、それで走って届けにきてくれたんです(涙。

 

バトラーがいないから全ての情報が入ってこなかったノヴァですが、代わりにスタッフからこんな暖かいおもてなしを受けて、とても身近に感じられて感激しました。

 

 

 

ちなみに昨年末の夜のブッフェの日替わりテーマはどんな内容だったかというと。。。

 

日曜はクレオール料理

月曜はイタリア料理

火曜はアメリカ料理

水曜はアラビア料理

木曜はアジア料理

金曜はモルディブ料理

土曜はアイルランド料理

 

テーマといってもその国の料理のみではなくて、逆にテーマを知らなかったらどんなテーマか分からないくらいにバラエティに富んだ内容でした。

 

例えばアメリカ料理の日でも、代表的なバーガーやリブなどがある一方で、必ず幾つかのヨーロッパ料理や中東料理やアジア料理にベジタリアン向けの料理が並んでいたので、もし苦手なテーマでも何かしら楽しめるようにバランス良く考えられていました。

 

ただゲストの8割が欧州人ゲストなので、どちらかというと欧州人の好きそうな、ややクラシック系のヨーロッパ定番料理が多かった印象でした。

 

 

 

薄曇りの天気の中、急いでヴィラへと戻ります。

 

 

ランチ・タイム+曇り空とあって、プール・サイドのデッキ・チェアはガラガラ。

 

 

ジェッティの入り口に可愛い水瓶と杓子、そして傍には元気な観葉植物が華やかだったりと、こういうのがパルス系列の良いところですよね。

 

 

カギやフラワリなどのクラウン&チャンパ系列も最初こそ日本建築家デザインの建物と美しく完成されたランドスケープで鳴物入りのオープニングなんですが、植物に関しての美意識が低いのか、カギでもヴィラの観葉植物が枯れていたり、レストラン周辺の植物が伸びまくり海沿いでは枯れて荒んだ箇所もあって、せっかくの美しい建築物だけにバランスが悪く、余計に綻びが目立ってしまっていたので勿体ないと思いました。

 

 

海中ブランコ(スウィング)に乗りたくても足が濡れるのは嫌みたいで、ビーチでブランコをバックにカップルが撮影していました。

 

 

我々はそういう映え系は苦手なので、とっととヴィラに帰ります(笑。

 

 

帰り道もしっかりハウスリーフのチェックをして、後日に備えたり。。。

 

 

雨の日はハウスキーパーのカートにカバーを被せて移動させていましたよ。

 

 

ノヴァはヴィラ数が少ないので、あっという間に我が家のヴィラに到着です。

 

 

一度カート(バギー)が要らない小さな島の静かでプライベートな醍醐味を味わってしまうと、もうカート必須の大きなリゾートには行けなくなるので要注意です(笑。

 

 

 

ヴィラに戻ると、うっかりしていて屋根下にデッキチェアを避難させることを忘れていたので、半分くらいびしょ濡れでしたー(笑。

 

 

全然波がないのでシュノーケルしたいところですが、干潮時間に近いことと、この日は夕方からサンセット・フィッシングなので諦めました。

 

 

↓この辺がものすごく魚影が濃くて楽しかったエリアです。

 

 

干潮時間に近づいているみたいで、珊瑚の頭がニョキニョキと生え出しました(笑。

 

 

今朝見たお魚さんの群れは今頃はドロップオフに移動しているかもですねー。

 

 

3時を過ぎると突然晴れてきました。

 

 

が、3時半にはまた薄曇りに。。。

 

そういえば夕方5時からサンセット・フィッシングの予約をしてありますが、バトラーがいないので、何時にどこに集合とかいう情報もありません。

 

ノヴァのアプリを見てみると、ウォーター・スポーツ・センターとダイビング・センターはどちらもアライバル・ジェッティ前のレセプションの裏手にあります。

 

多分そこに行けば良いと思いましたが念の為にレセプションに電話してみると、「裏手のダイビング・センターに5時半の10分前に来てください」と言われたので、ツアーは5時からでは?と確認すると、「5時でした、すいません」と(笑。

 

 

 

というわけで、4時45分にヴィラを出発です。

 

 

近くのヴィラ内をリペア中でしたが、特に騒音はありませんでした。

 

 

旦那さんが、「見てごらん!」と叫ぶので指さす方向を見てみると、イカさんが縦に並んでいましたー。

 

 

全部で20杯くらいいて、横一列に並んで泳いでいるのが面白くてもっと見ていたかったんですが、遅刻すると他のゲストに迷惑がかかるので諦めました。

 

 

明日ハウスリーフで会おうね〜!と手を振って、先へと急ぎます。

 

 

ほぼ満室なのに、お天気のせいかプールもビーチもガラガラです。

 

 

最近はどこのリゾートも島内をコンクリートで整備して上に砂を撒くようにしていますね。

 

 

ヴァカルファリからノヴァにリノベーションした際に、出来る限りリーフにダメージが少ないように大きな重機を使用しなかったそうで、こういう素晴らしい考えはもっと称賛されるべきだと思いました。

 

今春に地球温暖化の影響で海面水温の上昇が起こり、2か月近くに渡ってモルディブ全域で珊瑚の白化現象が起こった際に、政府から緊急事態宣言に近い勢いで発令された禁止事項が、リゾート島の建設工事やビーチの侵食対策などありとあらゆる海に関する工事を一切中断することでした。

 

ただでさえ海面水温の上昇による珊瑚のダメージが大きい中、工事や侵食対策などで更に珊瑚礁に負担がかかるのを危惧しての英断でした。

 

ノヴァのジェッティの袂のコンクリート部分はヴァカルファリ時代の物かリノベーションした際の物かどちらか聞くのを忘れましたが、波による侵食についてはしっかり対策されている感じでした。

 

 

 

島内を歩いても行けますが、方向音痴なのでわかりやすいビーチ経由で行くことに。

 

 

水上レストランのジェッティの袂の部分も、侵食対策として頑丈なコンクリートで固められていました。

 

 

地球温暖化の影響は大きくて、どこのリゾートも大変でしょうね。。。

 

 

SNSやトリップアドバイザーなどを見ていると、リゾートを訪れたゲストの中にはこういった地球温暖化の脅威を全く理解しておらず、防波堤やコンクリートだらけでモルディブの自然の美しさが活かされていないだの、滞在中ずっと天気が悪かった最悪の島だの、波や潮流が強くて珊瑚がボロボロで魚も少ない最低のハウスリーフだのと、まるでそのリゾートがダメダメみたいな書き方をしている口コミがあったりします。

 

20年ほど前から年に2、3回モルディブに来ていますが、ここ2、3年でよく分かったことは、地球温暖化の影響でモルディブも日本や世界各地と同じように一年を通して天気が不安定で、気温が上昇することで雨の日が増えたり、また海のコンディションも著しく変化してきていることでした。

 

ノヴァのGMらと地球温暖化について話した際に、「ゲストの大半は一昔前のモルディブの美しさと安定した天気を求め期待して高額な旅行代金を支払ってやって来て、でも白化現象から珊瑚はボロボロで(昔訪れた他のリゾート島のように)綺麗じゃないとクレームが入る度に申し訳なく思い、更に天気まで悪い日はもう本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。」と悲しそうな顔をして話す姿を見ていて本当に気の毒でした。

 

昨年末は2ヶ月くらい酷い天気が続いていたので、滞在中もマレの国際空港で水上飛行機や国際線まで遅延する日もあったりして、その度にGMらがゲストの事を心配して気を揉んでいるのを見ては、大変だなあと思いました。

 

今夏に訪れたモルディブのリゾートでも後半に悪天候が続きましたが、私は2週間前から天気予報と風速アプリで大体予想済みで覚悟していたので、土砂降りの際にスタッフから「こんな天気で申し訳ないです」と言われても、自宅で過ごすよりヴィラの居心地も最高でご飯も美味しいし、それに嵐の景色もスケールが大きくて感動モノで全然ハッピーです、と言うと、「なんて理解が深くて優しいんですか!」と感激していました。

 

やはり文句を言うゲストが多いのか聞いてみると、「悪天候だとやはり残念がる方や気分を害する方も多く、中にはキャンセルして帰られる方もいます。」と非常に悲しそうな顔をして話していました。

 

やはりどのリゾートも大変なんだなあと思うと同時に、今夏のリゾートやノヴァみたいに、悪天候の際に「ゲストの立場になって考えてくれたり、申し訳なく思ってくれている」と分かるだけでかなり救われた気分になったので、これからもどんどんスタッフとは色々な話をしていこうと思いました。

 

こう言うのってお互い言葉にしないと全く伝わってこないですもんね。

 

ノヴァではミライドゥと同じようにゲストと一番触れ合う機会が多いウェイターなど現場スタッフの意見を大切にしていて、現場スタッフのアイデアをバンバン取り入れているようでした。

 

ゲストのちょっとした呟きから「天気が悪い時でもゲストが楽しめるようなヒント」を得る機会も多いそうで、そう言ったリクエストも含めてゲストからのフィードバック(何気ない感想やトラブルや問題や提案など全て)をとても重んじているようでした。

 

なので皆さんも帰国後のフィードバックのメールだけではなくて、現地で翻訳アプリでどんどんゲストの声を聞かせてあげてくださいね。

 

 

バーにはテーブルと椅子の他にビーズ・クッションもあちこちに置かれていました。

 

 

最近流行りのソロ・トラベラーも、こういう雰囲気の中だと自然に他のゲストらと楽しめそうですね。

 

 

レセプション脇のマップでダイビング・センターの位置を再確認します。

 

 

レセプションの右奥にジュエリー・ショップがあって。。。

 

 

レセプションの真裏にダイビング・センターがありました。

 

 

南アリ環礁のリゾートだけあって、ジンベエザメとマンタとシュノーケル・ツアーがあるみたいでした。

 

 

そういえば昔リリービーチに滞在した際にジンベイザメのツアーに参加したことがありますが、それが最初で最後のツアー参加になりました。

 

gokutsuma8.exblog.jp

 

↓2度と参加しないと誓った理由です。

 

gokutsuma8.exblog.jp

 

私が当時参加したツアーは↓この動画よりも人もボートも多く、他のゲストに蹴られたり押されたり、もう本当にカオスでした。

 

www.facebook.com

 

ちょっと営業妨害になるかも知れませんが、ジンベイザメに興味がある方は、ブラウザーの翻訳機能を使って、一読してみてください。

 

www.inertianetwork.com

 

南アリ環礁に現れるジンベイザメの数が年々減っていて、その大きな理由の一つが大量のツアー・ボートが押し寄せては、ゲストの為にと我先にジンベイザメが出た場所へ直行する際にボートのエンジンで海面近くを泳いでいるジンベイザメやマンタに深い傷を負わせることなんだそうです。

 

moosumi.com

 

南アリ環礁に訪れるジンベイザメは大抵が若い個体ばかりで、ボートで深くカットされたり抉られた部分を治すのに大量のエネルギーが必要で、十分な栄養も行き渡らず、また怪我をしたトラウマから2度と同じエリアに来なくなる個体も多いそうです。

 

怪我をして治ったジンベイザメはラッキーなんだそうで、傷が深いと死んでしまう場合があって、普通の魚と違ってサメは死んでしまうと海底に沈んでしまうので、それでジンベイザメの被害が過小評価されている、という記事もありました。

 

www.nikkei.com

 

というわけで、リリー・ビーチでジンベイザメのツアーに参加した後に、もう2度としないと心に誓った私に、海の神様がご褒美をくれたのかは分かりませんが(笑)、なんと後日バア環礁のデュシタニ・モルディブを訪れた際に、ハウスリーフにジンベイザメが出てきてくれましたー。

 

gokutsuma8.exblog.jp

 

バア環礁はジンベイザメやマンタが多いと数百匹単位で現れるハニファルベイが有名ですが、以前ハニファルベイでも同様の事故が多く、大怪我を負ったりストレスからかマンタの数が激減したことがあり、それ以来シュノーケル・ツアーのボートのスピード制限や入場回数と時間制限を設けたことにより、またマンタの数が増えて来たそうです。

 

南アリ環礁でもジンベイザメの保護の為にある程度の規制が必要な時期を迎えているのかも知れないですね。