早朝6時からアライバル・ジェッティに近いビーチ・レジデンス@#301まで歩いて、正確にはビーチ・ヴィラ#207前にあるパッセージ(チャネル)を通ってドロップオフに出ました。
ミライドゥのハウスリーフは魚影が濃いことでも有名ですが、珊瑚も結構元気な方だと思います。
ただし今春からの温暖化による影響で海面温度が急上昇した2ヶ月くらいはミライドゥを含むモルディブ全域で珊瑚の白化が見受けられたそうです(涙。
そろそろレジデンス海亀のサミーが出て来そうな予感を抱きながら、先へと進みます。
顔を上げると、水上ヴィラとその手前にスパが見えて来たので、ビーチ・ヴィラ前のドロップオフの中程でしょうか。
先ほどのスマ軍団の襲撃から逃げ切ったと思われる、小魚さんてんこ盛りです。
深いところに白黒のシマシマが見えたのでズームしてみると。。。
ニモの親戚がいましたー。
ちびたもいて、これが可愛いのなんのって。
リーフ側に目をやると、またパウダーブルーの群れがやってきて、今度はすごい勢いで駆け抜けていきました。
ドロップオフから少しだけハウスリーフの内側に入って、何か他に隠れていないかリーフ内をチェックしていると。。。
突然左足の脹脛をバチン!と打たれたような衝撃に続いて、今度は右足の脹脛にも何か固い物がぶつかったような衝撃を感じました。
深い場所にいたので珊瑚に触れる事は考えられず、だとすると後方から泳いできた他のゲストとぶつかってしまったのかと思って振り返ると、そこにいたのは。。。
驚いて逃げながらの撮影だったのでボケボケですが、大きなギョロ目と剥き出した歯というとてつもなく怖い形相で攻撃してくるゴマモンでした(汗。
何度も何度も少し引き返しては勢いをつけて果敢に挑んでくる繰り返しで。
撮影したのは逃げていた時間の後半部分でして、実は最初は全然予備知識がなかったので、以前何かで読んだ「ゴマモンの散乱時の警戒地域は直径30メートルなので卵がある巣から離れたところまで逃げれば大丈夫」という文章が頭に浮かんだので、とにかく元来た道をひたすら戻り、遠くへ逃げることだけ考えての行動でした。
そして実際に自分が攻撃されて逃げた際に学んだことは以下でした。
*野良犬と同じで、ビビって後ろ姿を見せて逃げると延々と追いかけてくる。
*怖くない!というオーラを出して向かい合う体制をとり、噛まれないようにフィンを蹴り続けて応戦し続けると割と呆気ないくらいにすぐに戦意喪失して帰っていく。
*逃げずに動じずに気付かない(フリ)で過ぎ去ると意外と追ってこない。
実体験でこれらを学ぶ直前まで、後ろ姿を見せてとにかく速泳ぎで逃げまくりましたが、ずっと追いかけられて10回近く攻撃されて、たまにフィンを噛みつこうとして歯が当たったりの繰り返しで、直径30メートルどころか100メートル近く泳いだ時点でもまだ攻撃が続いていました。
ものすんごい速さで一気に泳いだので疲れ果ててしまい、もうこれ以上泳げないと心臓バクバクの状態になった時に、もしかしたらこれって野生の動物と同じで逃げるから追ってくるのかもと思って、くるっと向き合ってファイティング・ポーズをとって、デジカメで手を守りつつ、フィンをバタバタさせて噛まれにくい状況で応戦してみると、3回目くらいから諦めた感が見え始め、5回目には向かってくるフリだけで諦めてスゴスゴと帰ってくれましたー(涙。
↑「ここら辺にしといてやるかあ」な感じで最後に攻撃してきた際のゴマモンです(笑。
今では笑い話ですが、いやあ、本当に怖かったです(笑。
後日ミライドゥで仲良くなった他国からのゲストと一緒にシュノーケル中に、その近くを通った際にまだ多分同じゴマモンが卵を守っていたみたいで、私の前を泳ぐゲストのフィンをゴマモンが勢いつけて噛んだ瞬間を目の前で目撃しました!
ところが友人は初シュノーケルとあって楽しくて仕方ない感満載で、しかもラテンの血が流れている友人はフィンが噛まれたことには全く気付かず、そのままバチャバチャと近くに来たサメを追いかけながら激しくフィンキックして過ぎ去ったんです(笑。
するとゴマモンは呆気に取られたのか、「なんだこいつ、もしかして俺様を恐れぬ大物か?もしくは大馬鹿者か?」 といった感じで、攻撃することも忘れてしばし友人を眺めた後、数秒後には何事もなかったかのように普通に巣へ戻って行きました(笑。
そのコースを通る際に友人にはちゃんと話して危険だからと回避しようとしましたが聴く耳持たぬラテン系で、しかも攻撃されても気付かないまま楽しそうにスルーし切った友人の姿と唖然としているゴマモンの顔を見ていたら、もう可笑しくて仕方ありませんでした。
こういった経験から、もしかしたら気づかないある意味大物が相手だと、たまにゴマモンは諦めているのではないかしら、と(笑。
後日談はグループでシュノーケルしていたので笑えましたが、この時は一人だったので、もう逃げる気力も体力もなくて、また別のゴマモンが出てきたらどうしようかとドキドキしながらの帰路でした(汗。
朝シュノーケルを始めてから、全然安全に楽しんできたコースだというのに、もう怖くて仕方ありません(苦笑。
リーフ内でちょっと動きがあると、またゴマモン?!とビックリしてはファイティング・ポーズを取ろうとしたり(苦笑。
ちょっと落ち着こうと思って、ドロップオフの深いところから、遠巻きにリーフ側を眺めたり。。。
カスミアジの群れに癒されたり。。。
珊瑚の上に座ってる感じのハタのペアに癒されたり。
ドロップオフの深いところなら、巣からも遠いので大丈夫だろうと浮かんでみたり。
カスミアジの群れがいたら、流石にゴマモンも来ないかもと一緒に動いてみたり(笑。
穏やかそうな阪神タイガースさんを見つめて深呼吸してみたり(笑。
最初にエントリーしたチャネルの近くまで戻ってくると、もう絶対に安全っぽいエリアなので、ちょっと一安心です。
それにしてもミライドゥのリーフはすぐ近くに色々な個体と群れがいるのでやっぱり楽ちんだなあと見ていると、なんだか太っちょでヘンテコなハタに目が止まりました。
口元を見てみると、お魚さんの尾鰭が出ています!
どうやら獲物をゲットした直後のようで、それで頭の部分がやたらとデカくて太っちょに見えていたようでした。
丸呑みするには大きめだったらしく、口内の獲物の向きを変えたり咀嚼しようとしていたら、やってきた仲間のハタに分け前を寄越せとばかりに狙われてしまった模様(笑。
嫌だ〜!と抵抗して口元を隠したり交わそうとしていましたが、もう1匹のハタも簡単には諦めず、ケチケチするな、寄越せ〜!とばかりに、口の近くを突いています。
真上から見るとこんな感じで、すごいですよね、人間の口に肉まん丸ごと1個詰め込んだくらいに広がっていますよね(笑。
しばらく顎が外れそうな状態のまま交わしつつ、最後は丸呑みしていましたよー。
もう少し癒されたいので、海亀さんを探しにブイを通り過ぎてチェックしてみることに。
と、最初の癒しニモ・ファミリーの登場です。
つづく。。。