5分ほどで車の支度が整うとのことでしたが、3分ほどで到着し、すぐ出発に。
少し前まで雨が降っていたようで外はものすごく蒸し暑かったので、車内の冷房がよく効いて涼しくてホッとしました。
蒸し暑いと蚊も増えるみたいで、ドアマンとポーター用でしょうか、蚊などの虫除けグッズやハエ叩きまでありました。
蚊といえば、デング病という名前を聞いたことがあると思いますが、香港や日本でもよく見かける白黒のヒトスジシマカやネッタイシマカという蚊によって媒体する感染症だそうです。
厚生労働省によると。。。
「2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、突然の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛が現れます。発症後、3~4日後から胸部・体幹から発疹が出現し、全身に広がります。肺炎などの呼吸器症状が顕著に現れる感染症ではないので、通常、死に至る危険は少ないですが、関節などの痛みは激しく、英語ではBreak bone feverとも呼ばれています。症状は通常は1週間程度で改善し、後遺症なく回復します。
デング熱を起こすウイルスには4種類あると言われています。同じ型のウイルスに再び感染しても免疫によって軽症ですみますが、異なる型に感染すると免疫が過剰に働き重症化することがあります。重症化したものはデング熱出血熱またはデングショック症候群と呼ばれ、稀に死亡することもあります。感染後の発症率が数10%、そのうち重症化する患者が数%ほど、さらに重症化した患者の中で死に至る人が数%です。インフルエンザと比べると致死率がかなり低い病気です。」
5年ほど前から世界中で増加の傾向にあるようですね。
そのデング病にモルディブのリゾートで罹患したというモルディブの旅行仲間数組からの注意喚起がありました。
調べてみると、確かにモルディブのローカル・メディアでもニュースとして取り上げられていました。
上のニュースによると今春から少しずつ増えていて、発熱などの症状が多かった地区はマレ環礁とカーフ環礁とバア環礁などで、風邪のような症状が多かった地区はハア環礁とラヴィヤニ環礁。
日本語でも検索してみたら、外務省の海外安全ホームページでも、デング病と一緒にチクングニア熱への注意喚起がなされていました。
「チクングニア熱に感染すると、発熱と関節痛が発症し、発疹が認められることも多く、関節痛は数週間から数か月にわたって続く場合があり、全身の倦怠感や頭痛、筋肉痛等の症状も見られます。」
モルディブ旅行仲間からの情報によると、アダーラン・セレクト・ミードゥパルなど一部のリゾートでも急増しているそうで、ミードゥパルのSNSグループをチェックしてみると、どうやらあまり防虫対策をしていないようで、現地で沢山蚊に刺されてデング病に罹患した、という宿泊ゲストが10名ほど書き込みをしていました。
モルディブに限らず日本人が海外旅行の際にデング病やチクングニア病に感染するケースはここ数年で200名くらいだそうです。
モルディブから戻った旅行仲間数組は、いずれも帰国後すぐに発熱や筋肉痛などの症状が現れたそうで、病院で毎週診察を受けて処方箋を服用するなどして2週間から4週間くらいで完治したようです。
ただ上記にあるように別の型に感染すると免疫暴走からの自己免疫疾患とか怖いですし、幼児や65歳以上の高齢者や免疫力が落ちている場合は重篤になるケースも稀にあるそうなので、気をつけたに越したことがないですね。
蚊避けには、ディート(DEET)入りのものが一番効果が高いそうで、いつも蚊に刺されやすい方は、虫除けスプレーやグッズなどで対策されるのが良いかもですね。
私も刺されやすいので、モルディブにはシンガポールのミントオイルなんかを持参しては屋外のレストランに行く前に手首や足首に少しつけたりしていますが、それでもカンドゥルでは結構刺されたたのでちょっと手強かったですよ(苦笑。
香港でも日本や海外と同じく今夏は蒸し暑く雨が多いので、蚊が増えています。
どうぞ皆さん、お気をつけくださいね。
話はジェンの送迎に戻り。。。
昨夜とは違うドライバーで、これまた笑顔で愛想が良くて礼儀正しいスタッフです。
話によると4、5日前から天気が崩れていて昨日は大雨だったそうで、ちょっと荒れた天気が3、4日は続くかも知れません、とのことでした。
ホテルから橋に乗るまでの3分くらい、空には真っ黒な雲が立ち込めていました。
今にも嵐がやって来そうな感じです。
橋を降りた辺りから、ポツポツと小雨が降って来ました。
ローカルのスタッフならではの、新国際空港や中国のプロジェクトや新大統領の話題などモルディブ四方山話で盛り上がり。。。
あっという間にマレのヴェラナ国際空港に到着です。
空港内の飲食店はここ10年くらいで増加傾向にありますが。。。
20年以上前に初めてモルディブに来た時から、この風景だけはほぼ変わっていないので、新空港がオープンしてもここだけは永遠に残して欲しいような寂しい気持ちに。。。
寂しいといえば。。。
我が家は訪れたことはありませんが、昔ながらのモルディブの素朴なお宿として人気が高いバア環礁にあるリーティ・ビーチのGMが最近変わったそうで、現GMは割とモダンなリゾートを渡って来たようで、彼の指揮下でリーティ・ビーチが新しく生まれ変わる宣言をしちゃったとか。
すると長年に渡り超リピーターというイギリス人ゲストなどから、どこもかしこもドバイのリゾートみたいに豪華絢爛でモダンな似たようなリゾートにならなくても、古き良き時代のモルディブのイメージまんまのリーティ・ビーチを変えないで欲しい、というSNSでの書き込みを沢山見ました。
新しいGMの指揮下でリノベーションとなると、宿泊代の値上げはもちろんのこと、少ない予算で見栄え良くしようとすると逆に悲しい結果になることが多いので、下手にいじらない方が良い場合もありますよね(苦笑。
でもオールインクルーシブ・プランが浸透したモルディブの中堅どころから安価なリゾートでは、リノベもプラン内容も含めて盛大にリニューアルして、より黒字にしたいというオーナーや投資家らの気持ちも分からなくもないので、難しい梃入れ作業になるかと。
話はジェンの送迎に戻り(笑。
怪しい雲に包み込まれた感があるヴェラナ国際空港の送迎スペースに到着です。
昨夜と同じく今朝も快適な送迎でした。
通常は大抵この送迎スペースで車から降りると、次のリゾートのスタッフが笑顔で恭しく歓迎してくれるのがパターンなんですが。。。
辺りを見回してもそれらしきノヴァのスタッフは見当たらずで、ジェンのドライバーが心配して空港の中まで着いてきてくれて、ノヴァのあるパルス・リゾーツのブースまで案内してくれましたが、、、誰もいません(笑。
ジェンのドライバーが連絡を取ろうとしてくれたんですが、すぐ来ると思ったので、大丈夫ですよと断って、笑顔で挨拶をして別れました。