香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

カンドゥル・モルディブのクリスマス・イヴのディナー♪

カンドゥルのクリスマス・イブは、ルーム・サービスもなく、他のレストランの営業もなく、7時からゲスト一斉にビーチでのクリスマス・ディナーのみ。

 

6時からカクテル・パーティで、6時半からバーで待機していましたが、パーティ慣れしていないみたいで、7時を過ぎてもまだセッティング中です。

 

 

事前にきちんと打ち合わせしていなかったのか、7時半からゲスト全員をテーブルに案内する際に手際が悪く、行ったり来たりバタバタしながら10分くらいかかっていました。

 

 

7時40分に一番最後に我々が案内されましたが、一番端の波打ち際のテーブル席。

 

 

最初こそ、静かでいいし、ヘビースモーカーのタバコの匂いも、新型コロナのフランス人女性の咳も、ここなら来ないね、なんて感じで喜んでいましたが。。。

 

まさか一番遠いテーブルになったことから、料理などをサーブされるのが一番最後になったり、海からの強風でドレス一枚だと寒くて後半まさかテーブルクロスを羽織る羽目になるとはつゆ知らず、この時点では端っこだと浮かれていました(笑。

 

 

今夜のメニューは、こんな感じ。

 

 

これまでモルディブでクリスマスを過ごしたのは8回目で、クリスマス・ディナーはブッフェかコースかの2択だったので、ビーチ・ディナーのみの1択は初めてでした。

 

カンドゥルはそれが当たり前なのか分かりませんが、もしかしたらコロナ明けでスタッフが足りていなかったのかも知れないですね。

 

 

 

7時50分に、事前に選んでおいた赤とお水のボトルが。。。

慣れないスタッフがワインの抜栓に手間取り、最初の一杯は注いでくれました。

 

 

但し、お水のボトルは運んで来ただけで、注ぐのは我々の仕事でした(笑。

 

 

 

アミューズ・ブーシュのブリーニ、オレンジとクリームチーズ添え。

 

 

バターと同じマドレーヌ型で焼いたブリーニは、すいません、美味しくないです。

 

粉類の保管が悪いのか、新型コロナでゲストが来ずで賞味期限切れの古い物か分かりませんが、カンドゥルの粉物全般、粉自体が本当に美味しくなかったです(涙。

 

2023年はモルディブのツーリストが一気に戻って来ているので、どうか粉類全てが新しい物に変わっていますように、と強く願っています。

 

 

 

続いてサーブされたパンは、ベタっとしたピザみたいな微妙な感じで、こちらもまた粉自体の安くて古臭い風味しかしなくて殆ど残しました。

 

 

 

 

トリュフ・クランブルは、黒トリュフ・オイルを使用しているようでしたが、保存状態が悪いのか新型コロナで期限切れなのか、かなり古い風味でした。

 

 

レストランから沖を眺めていたら、左斜めキラキラ光る島があったので、スタッフに尋ねたところ、ハラヴェリでした。

 

ハラヴェリは数年前に訪れましたが、インスタをチェックしてみるとカンドゥルより盛大でお金をかけている感じがしたので、ちょっぴり羨ましかったです。。。

 

 

 

アペタイザーのカリフラワーのパンナコッタは普通に美味しかったです。

 

 

沖からの強い風でスプーンを持つ手が震え、冷たいスープで余計に身体が冷えます。

 

 

 

スープから、ロブスター・ラビオリの入ったコンソメ・スープ。

 

 

スープはごく普通のコンソメ・スープの味でしたが、運ぶのが遅くて温いです。

 

 

 

ラビオリは、これまたレシピが悪いのか茹で時間が短過ぎるのか知りませんが、異常に硬くて古い粉の風味と美味しくない生地で、すいません、中身だけ食べました。

 

 

もう寒いのも手伝って、これなら夕方にルーム・サービスを注文しておいて、ヴィラで冷めたメニューを食べて過ごした方が余程よかったねえと(涙。

 

 

 

サラダから、ロースト・ターキーのクランベリー・ソース添え。


 

一瞬ツナ缶?と思ったターキーは冷製で冷たく、ロースト・ターキーをほぐして型にギュッと詰め込んであり、ずっしり重くて、欧米の方は好きそうな古臭い風味でした。

 

不味くはないですが、寒くて身体が冷え込んでいて、冷た過ぎて食べられません(涙。

 

 

 

パレット・クレンザー、お口直しのソルベはシャンパン。

本当に寒かったので少し舐めただけですが、ラムネみたいな味でした。

 

 

風が強くて寒いので、震えながらテーブルクロスを身体に纏っていると。。。

 

お皿を片付けに来たスタッフが「寒いの?エアコンの温度あげようか?」と。

ジョークとしては面白かったのですが、それで終わり(苦笑。

 

他の通りかかったスタッフも「寒いの?」で終了(汗。

 

ショールかブランケットを持って来ようかという気の利いた言葉もフォローもなし。

 

 

 


ようやくメインのロールド・フランク・ステーキが登場。

 

 

ビーフとキノコをぐるぐる巻いて焼いた物で、クラシックな赤ワインのソース。

 

 

CXの機内食みたいな古臭いソースですが、温かいので唯一半分くらい食べられました。

 

 

 

9時半に、ようやくデザートのブッシュドノエルが登場。

 

 

事前に、カフェインは午後からは食べられませんと伝えておきましたが、忘れられたのか、代わりのデザートを用意する気遣いはないのか、チョコレートがドーン(涙。

 

味見をした旦那さん曰く、コクも旨みもなく濃厚でもないのでチョコレートではなくココアを使ったプリンだと思うから食べられなくても全然惜しくないよ、とのこと。

 

 

 

最後の最後まで、GMは全てのテーブルを回ることもなく、一部のゲストのみと楽しそうに会話して終わりました。

 

3年くらい前までは、カンドゥルの名物GM夫妻がいらして、家族のように暖かく素敵なおもてなしをされることで有名&人気だったんだそうです。

 

そのGM夫妻は今はインドネシアでGMをされていますが、彼らが去った後、優秀なスタッフが大勢去ってしまったそうです。

 

 

 

震えるくらいに寒かったので辛かったですが、寒さで血管が収縮して若干頭痛が和らいだことだけ良かったような、そんなビーチでのクリスマス・ディナーでした(苦笑。

 

もしクリスマスの頃にカンドゥルに行かれる方は、万が一の羽織ものが要るかもです。

 

 

 

9時40分にチェックにサインするや否や、猛ダッシュでヴィラに戻りましたとさ(笑。