日本では温暖化による異常気象のニュースがひっきりなしに流れていますが、香港では先週末の台風くらいで、夏の気温は33度くらいには上がりますが、日本ほどの暑さはないので、日本と香港は近いのに温暖化による影響の差が大きくて、一体何がどう違うのか謎でしたが、とうとう香港にも豪雨がやって来ました。
昨夜は6時過ぎから雨が降り始め、10時過ぎから雨足が強くなり、11時には久しぶりに黒雨警報が出される程の激しい豪雨となり、香港島内でも浸水や土砂崩れの災害が出ています。
今朝は香港島の山奥にある我が家の近くでも土砂崩れによる通行止めが起きました。
*我が家のドライバーさんの友人提供。
先週末に香港を襲った超大型台風ではなく、その次の台風が大きな低気圧に変わり香港と深圳に集中豪雨をもたらしたようで、昨夜から続いている激しい豪雨で香港、九龍、新界の各地で洪水や浸水に土砂崩れが発生しています。
昨夜10時過ぎから今朝方までが一番被害が大きく、チャイワンのショッピング・モールやウォンタイシンの地下鉄構内にまで浸水したり、湾仔やコーズウェイベイの街中でも洪水が起きて、バスやタクシーも流されたり動けなくなってしまい、帰宅出来ない大勢の方が24時間営業のカフェで過ごしたりホテルに泊まったり、水没して運転出来なくなって乗り捨てられた車も沢山ありました。
黒雨警報は台風のT8と同じく、午前9時までに発令した場合は証券取引所は閉鎖し、全ての学校もオフィスやショップも閉鎖中の今現在です。
現在は雨足が弱まり水も引きつつあるみたいですが、来週頭くらいまで雨が続くそうで、土砂崩れの危険はまだまだ続いていますので、外出の際はくれぐれもお気をつけください。
香港の豪雨に関する動画です。
香港と深圳の豪雨に関する動画です。
昨夜からの豪雨以外は、特に温暖化の影響はなかった香港でしたが、ここ3、4年くらいで虫の数が極端に減ったことは異変に感じていました。
山奥の同じ家に15年近く住んでいるので、5月には大きな蜘蛛が沢山出たり、6月には蝉の大合唱が3日くらい続き、8月には空中トンボだらけの状態が数日続く、というのが毎年のルーティーンでした。
ところが、3、4年前から突然蜘蛛が出なくなり、蝉の大合唱が小さくなって7月にずれ込んだり1日だけで終わったり、トンボの数も一気に減って時期も9月頭にずれました。
モルディブも含めて、世間の予測よりも全然早く地球温暖化の影響が進んでいるようで、ちょっと怖いですね。