今週の半ばから、毎年2回のモンスーンの切り替えに伴い、モルディブ全体の天候が少し不安定になっていますので、今週から月末にかけてモルディブに行く予定の方はご注意ください。
モルディブには、5月から11月まで続く南西モンスーンと、1月から3月まで続く北東モンスーンの2つの異なる季節があります。
南西モンスーンは、5月の第1週または第2週に南部地域で感じ始め、その後中央部に広がり、月末には国全体を覆います。
モンスーンの到来を判断するためには、以下の2つの要素が重要です。
降雨量 - 南部の環礁で2.5mm以上の降雨があること。
風 - 南西から西の風が強く、地表の風速が10ノット以上であること。
これらの条件が5月1日以降、2日以上続くとモンスーンの到来が発表されます。
2025年の南西モンスーンは、5月7日に南部地域でスタートしました。
参考までに、過去24年間のモンスーンの日にちです。
Onset dates of Southwest monsoon over the past years. pic.twitter.com/6mIZdaTVKd
— Maldives Meteorology (@MetMaldives) 2025年5月8日
モルディブ気象局は、2025年5月7日から南部の環礁に南西モンスーンがやってくると発表しました。
今週の頭から、モルディブのライブカメラの映像をチェックしていますが、一昨日くらいから強風や雨のところが増えてきていますね。
上の投稿にもあるライブカメラは、現在のモルディブの様子がオンタイムで見られますし、また24時間前のお天気がどんな感じだったかも、ビデオ左下にあるTime-lapse(タイムラプス)をクリックすると、 早送りで見られるようになっていますよ。
*よく分からないという方に、ニカ・アイランドのタイムラプスのリンクです。
最初に南部の環礁で感じられるのは5月の第1週か第2週で、その後中央環礁に広がり、5月末までには島全体に影響を及ぼします。
一般的に南部の環礁と言えば、Gaafu Alifu Atoll、Gaafu Dhaalu Atoll、Gnaviyani Atoll、Seenu Atollなどを指しますが、もう少し北のLaamu環礁周辺も影響を受けていると思います。
中央の環礁と言えば、一般的にはヴェラナ国際空港があるマレを含むKaafu(Male)環礁とその周辺のいくつかの環礁を指しますが、今回は天気の情報に関して、南部から中央部、そして北部へと影響が広がると思いますので、特にKaafu環礁に限った話ではありません。
大まかな意味で、下のマップを3つに分けて、下から南部、中央部、北部と考えると良いと思います。
モルディブ気象庁の雨量データを見ると、南部に限らず、モルディブ全域で雨が見られるようですね。
5月の天気予報では、中央地域で少し多めの雨が降ると予想されていますね。
参考までに。。。
*前回のモンスーンの入れ替わりの投稿です。
*2023年夏の雨季の嵐についての投稿です。