香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

カンドゥル・モルディブのシュノーケル・ツアー、後編♪

カンドゥルからスピードボートで20分くらい先の最初のポイントはお魚さんが少なくて、波が強くて疲れただけで、特に見どころもないまま終了。

 

次のポイントにスピードボートで移動する際に、波がある中ガンガン飛ばして行くので、バナナボートみたいに跳ねまくりで、座っていても席から身体が何度も浮かんでしまうくらいに飛び跳ねていました(笑。

 

同時に水飛沫がすごくて全身に海水を浴びまくりだったので、いくらシュノーケル・ツアーで塗れているからとはいえボートの上まで濡れたくないという方は、カンドゥルのボートは小さいオープン・タイプしかないようなのであまり向いていないのかも??

 

 

 

次のポイントでは何が(出ることで)有名なんですかと聞くと、「珊瑚が綺麗だよ」

えっ、サメとか海亀とかエイなんかは出ないんですか?と聞くと、「サメや海亀が観たいなら、ハウスリーフの方が断然いいよ!」と笑って終わり(苦笑。

 

ツアー申し込み時に聞いた際に、そう正直に答えて欲しかったなあ。。。

 

 

 

ボートで15分後に2番目のポイントに到着し、また新人くんが最初に飛び込んでチェックしてゴー・サインが出てから、我々も飛び込んでシュノーケル開始です。

 

 

最初のポイント以上に濁りが強いので、えっ、という感じでのスタート。

 

 

地球温暖化によるダメージで、どこも珊瑚は似たような感じですね。

 

 

しばらく進むとちょっとだけ濁りがマシになって来ました。

 

 

ただ波はものすごくて、↓の画像の海面からうねりがわかりますかね??

 

 

そしてお魚さんはというと、最初のポイントとどっこいの少なさ(汗。

 

 

というか、更にガラガラです(汗。

 

 

そういえば確かこのポイントの見どころは珊瑚と聞いた記憶(汗。

 

 

ものすごく深い所にお魚さんの小さな群れを発見も、遠すぎて迫力なし。

 

 

新人くんはただ並走ならぬ並泳するだけで潜って何か探したりする訳でもなく。

また注意や指示も何もなしで、申し訳ないですが本当に退屈なツアーでした。

逆にお金を払って荒波の中で武者修行しているような複雑な気持ちに(苦笑。

 

 

 

2番目のポイントは最初のポイント以上にガラガラでつまらない前半でしたが。。。

後半の最後の5分くらいに突然プランクトンが増えて視界が濁って来たと思ったら、ブルーやグレーのお魚さんの群れが一気に出て来ました。

 

出て来たといっても、とても深いところを行き交うお魚さんの群れで。。。

 

 

ズームしてこの程度でしたが阪神タイガースさんの群れも。。。
*阪神タイガースさんたちは常に同じ所にいるので別話ですが。

 

 

20mくらいと深く遠いですが、群れを見るのは楽しいものです。

 

 

近くまで上がって来て〜と海の神様に祈ってみたり(笑。

 

 

と、必死で群れをズーム撮影していたら、新人くんが顔を上げてと初めてのサイン。

何か大物でも見つけてくれたのかと思って、海面に顔を出すと。。。

単に時間が来たようで、「ボートに戻って」と一言(涙。

 

 

今回は新人くんの練習とはいえ、殆ど仕事らしき仕事っぷりは目にしておらずで。

私が教官ならば漏れなくC判定でしたが、最後の最後にD判定、いや失格となる出来事が。。。

 

 

 

ボートに上がるよう指示が出たので、ボートの近くまで一緒に泳ぎましたが。。。

波に身体を持って行かれて、たまにボートにぶつかりそうになるんですよね、これが。

でも新人くんは自分だけ先に梯子に捕まったら最後、ぼーっと眺めているだけ。。。

 

 

 

私は初心者じゃないので、ボートにぶつからないように避けながら泳ぎ、荒波の中どうにかボートに掛けられた垂直の簡易梯子まで辿り着いて片手で掴み、やってくる波で今度は梯子に叩きつけられないようにフィンキックしながら距離を取ってバランスを保っていました。

 

その間新人くんは梯子に掴まったまま、見ているだけ。

 

波が凄くてなかなか脱げずに困っていた私のフィンを水中で脱がして、ボートのスタッフに渡してくれたのは旦那さんでした。

 

 

 

これまでにボートで行くシュノーケル・ツアーに行かれた方なら想像つくと思いますが、未経験の方にざっと流れを説明しますと。。

 

ボートがエンジンをかけて動かしながらゆっくりと近づいてくる中、ガイドが安全な位置にゲストを誘導させながら近づく。

 

悪天候や波がある時に限らず、ボートもゲストも波で流されてぶつかったり視界に入らずエンジンに巻き込まれて亡くなった事故もあるくらいに危険なので、ボートのスタッフとガイドがしっかり安全確認しながら距離を保つ。

 

ガイドがまず梯子の近くで立ち泳ぎしながら、ゲストを安全に梯子まで誘導し両手でしっかり掴まらせる。

 

この際に他のゲストが梯子を掴むとバランスが崩れたり上がる際にゲスト同士がぶつかって怪我をしかねないので、必ず一人だけ捕まらせる。

 

ゲストが両手で梯子を掴んでいるのを確認してから、ガイドが素早く片足ずつフィンを脱がせてはボートのスタッフに手渡していく。

 

梯子の一段目はゲストのお腹の辺りなので、両手でしっかり掴んで登らないと簡単には上がれない為、ボートのスタッフが手を差し伸べて、ゲストを引っ張り上げる。

 

無事ボートに乗ったら次のゲストを梯子に掴まらせて、、、とボートのスタッフとガイドによる連携プレーが必須なんです。

 

 

 

こういうフォローや気遣いを全くせずに眺めているだけの新人くんの横で、今度は旦那さんの番です。 

 

荒波に揉まれながら片手で梯子に捕まり、もう片方の手で自分のフィンを脱いではボートにいるスタッフに手渡し、脱いだ方の足を梯子に掛けて、片手と片足だけでバランスを取りながら、もう片方の手で残りのフィンを脱いでボートのスタッフに渡すと、あとは自力で登って来ました。

 

この一連の動作は読む限りではと簡単と思われがちですが、波がなくても片手でぶら下がった状態かつ水中で片手でフィンを脱ぐのって本当に大変なんですよ(汗。

 

しかも波がある時は押し寄せる波に何度も梯子に叩きつけられそうになるので、それを避ける為にフィンを脱ぐ方の手で梯子を掴んでは防御して、また次の波が来るまでの数秒間に片手で水中のフィンを瞬時に脱がすべく格闘する訳で、腕力とバランスと体幹力がないとなかなかサクッとはいけません。

 

ところが新人くんは知らんぷりでボートの梯子に掴まることによりゲストの動きの邪魔をしているだけで、ボートのスタッフも何の指示も出してくれず、本当に大変でした。

 

ボートに近づいた際の安全確認も注意すらなかったですし、こういう若手の新人くんをちゃんと訓練しないといずれ大事故に繋がりそうで、ちょっと心配になった程でした。

 

今回はリピーターの我々なので、それで敢えて新人くんに任せたのかもですが、いくら慣れていても細やかなフォローをしないのは先輩としてもアウトですよね。

 

我々はシュノーケルなのでせいぜいフィンくらいですが、これがダイビングだったら重い機材を背負っているので勘弁して欲しいですよね。

 

 

 

しかも海の中から目撃したマフィンはやはりゲスト用だったみたいで、何か飲み物を貰えないか訊ねると、古株スタッフがゲスト用クーラーボックスを開けましたが、中には食い散らかしたマフィンのゴミと飲み干したソーダ類が入っていました(汗。

 

唯一残っていたお水のボトルを貰って喉を潤しましたが、なんとも複雑な心境(涙。

 

別に朝食ブッフェと同じマフィンは要りませんしソーダ類も飲みませんが、せめてバレないようにこっそり食べるとか証拠隠滅しておいてほしかったです(苦笑。

 

 

 

2時に出発し、ボートの故障で20分後に再出発。

20分後に最初のポイントに到着し、30分ほどシュノーケル。

15分移動して次のポイントに到着して、30分ほどシュノーケル。

4時に上がり、20分くらいでカンドゥルには4時20分に戻りました。

 

 

出発した際に煙が出て故障したボートが停泊しています。

 

 

最初に沢山チップを書き込んでしまったので時既に遅しですが、なんともモヤっとした気持ちで終了しました。

 

 

コロナ明けでまともなスタッフがいないのか、マネージメントがちゃんと機能していないからか、気が利く人は殆どおらず何度かモルディブを嫌いになりそうに(涙。

 

一応お礼を述べて、歩いてヴィラへ戻りました。