最終日の今朝は5時過ぎに起床して、すでに起きていた友人に朝の挨拶をしてから、早速一緒に外の天気をチェックしてみると。。。
今朝は空がどんよりしていて重そうな感じで、大きな雨雲も出ていました。
windyという風速アプリを見ると、今朝の風向きは昨日と同じで、風速はかなり強めの14ノットです。
14ノットというと、23年の夏にバア環礁のノーチラスに滞在していた時の東宝映画のオープニングのように、ザッパーンという感じの荒波の強さと同じです(苦笑。
5時半ごろに真っ暗になり、スコール(通り雨のような激しい雨)が降り始めて、5分ほどであっという間に止まりました。
モルディブでは、こうしたスコールが一年中頻繁に降りますが、ほとんどの場合は5分ほどで止む通り雨です。
しかし、ここ数年は雨季に限らず、年間を通して5分程度の短いものから、数時間や半日以上続くことも時々あります。
5分ほどのスコールが降ると、一時的に風速が上がり、海水も少し濁るため、少し様子を見ることにして、今朝は6時半過ぎからシュノーケリングをすることにしました。
今朝は滞在中で一番のロー・タイド(干潮)だったため、デッキのハシゴの下から3段目くらいまでと水深が浅く、どうやって海に入るかとても悩みました。
幸いにも波がそれほどひどくなかったので、片手で手すりを掴みつつ、ハシゴを背にして斜めの姿勢で降りていき、そのまま斜めの姿勢でうつ伏せになり海の中に入りました。
後で、「私は身体が柔らかい方なので、なんとか背中を捻ってえびぞる形でエントリーできましたが、身体の硬い人には絶対に無理だよね。」と友人に話すと、友人から「ハシゴの下には珊瑚はないんだから、フィンを履かずに降りて、地面に立ってフィンを履いたら良かったのでは?」と言われ、確かにその通りだと後になって気づきました(笑。
まあでも、私たちには見えないくらいの超ちいさな珊瑚の赤ちゃんがたまに生えていたりすることがあるので、なるべく踏みたくないんですよねー(笑。
海に入ると、波はそこまで酷くありませんでしたが、昨夜から強くなった風の影響でか、濁りが出ていて、また波でプランクトンが流されてきたようで、視界があまり良くありません。
曇りの日には、海の中もちょっと暗めです。
タフの水中モード撮影なので、数倍に黒さが増してますが、実際は上の画像と同じ感じでしたよ。
こんな悪天候の中でもシュノーケリングを楽しむのは私だけだと思っていましたが、他のゲストも何人か泳いでいるのを見て、「チャレンジャーだなあ。」とまるで他人事のように思っている自分に笑ってしまいました(笑。
悪天候だろうと、いつも同じ場所に集まっていたお魚さんたち。
今朝は干潮に近いとあって、コラーレフィッシュを間近で楽しむことができました。
サメさんとの距離も近くてドキドキしちゃいます。
今朝見かけた雨雲は、幸いカギの島を避けるコースで、スパの右側を通り抜けていくところでした。
オーシャン・プール・ヴィラの先端の右斜め前のドロップオフにある大きな造礁サンゴ@ベスト・エリアのひとつは、干潮とあって上を通り抜けられないくらいの水深と浅くて、こちらでも間近でお魚さんを鑑賞できました。
深いところに海亀さんを発見しました〜!
ズームしてこれくらいとかなり深いところに海亀さんがいて、もぐもぐと食事中でした。
造礁サンゴに戻り、いつもと同じくお魚さんてんこ盛りを間近でしばし楽しみます。
怒鳴るようなが聞こえてきたので目をやると、息継ぎをしに浮上してきた海亀さんのところに猛スピードで近づいて、撮影しているアジア人のカップルでした。
この後、カップルは1メートル以内まで近づいてしまい、当然驚いた海亀さんはまた深いところに潜っていってしまいましたが、ずっとカップルが海面で待ち伏せしていたので、かなり深い沖まで移動してから息継ぎのために浮上していました(涙。
カギの海亀さんは全て警戒心がとても強くて、人を見るとすぐに逃げていたので、きっと多くのゲストがモルディブの「海亀からは2メートル以上離れること」という法律を守らず、かなり近づいたり、逃げる海亀を追いかけたり、触ったり捕まえたりしてきたんだろうなあと簡単に推測できます。
モルディブのリゾートでは、こういった悲しいケースが最近多く、特にアジア人ゲストの占める割合が多いリゾートほどその傾向が強く見受けられます。
リゾートには、拝金主義の影響で珊瑚が踏まれたり、海亀が虐待されて寄り付かなくなったりしても、レストランが騒がしくなり食堂のようになってしまうことがありますが、それでも、ヴィラの稼働率を上げるためにアジア人ゲストを主に受け入れるタイプと、逆に海洋生物の保護や他のゲストのためにあまりアジア人向けに営業しないタイプが存在します。
こういうゲストは注意しても聞く耳を持たないし、また見ていない時にまたやるので、見ていると辛くなるので、彼らが後をついて来れなさそうな、波が高い先へと急ぎます。
ウォータースポーツ・ビーチ前に差し掛かると。。。
昨日も出てきてくれたブルーのフュージラーの群れが駆け抜けて行きました。
パンダみたいなブラック・ピラミッドのコーナーを抜けて。。。
いつもはかなり遠かった阪神タイガースさんが、干潮タイムとあって、かなり間近で嬉しくなったり。。。
中央にある大きな造礁サンゴでも、至近距離でちびたの群れが楽しめました。
いつもの通り、この中央の造礁サンゴ以外は、疎でしたが(苦笑。
今朝は珍しく、お魚さんの群れが増えている箇所があったので顔を上げると。。。
珍しいことにスパの正面でしたー。
つづく。。。