香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

カギ・モルディブのハウスリーフで早朝シュノーケル、その3

今朝は友人と歩いてメイン・ビーチに行き、八の字みたいに設置された防波堤の間から沖に向かって真っ直ぐパッセージ(チャネル)を進んで、ドロップオフに出ました。

 

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ドロップオフを右に曲がってオーシャン・プール・ヴィラの方へ進みましたが、高波と強い流れを感じ、お魚が少なかったため、元の場所に戻ってきました。

 

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ビーチから沖に向かって真っ直ぐ進んだ40m四方の緩やかな傾斜の砂地エリアに戻ると、大きな造礁サンゴの空洞からはみ出しているロブスターの触覚を見つけました。

 

 

ズーム撮影なので近くに見えますが、実際には10m以上の深さがあり、せいぜい頑張っても2mくらいしか潜れない私なので、さくっと諦めて先に進むことにしました(笑。

 

 

波が高いせいか、ほんの30分くらいで濁りが強くなってきた気がします。

 

 

お気に入りのちびたがたくさんいる珊瑚の辺りも濁ってきた気がします。

 

 

上の場所から沖に向かって数mくらい斜め先にある珊瑚にニモが住んでいましたが、15m以上深いところだったため、干潮時でも遠かったです(涙。

 

 

カギのハウスリーフでは、ここともう1箇所に白黒のニモが住んでいただけで、不思議とオレンジ色のニモは見かけませんでした。

 

 

ほぼ島を一周しましたが、オレンジ色のニモは全くいなかったため、もしかしたら悪い人に捕獲されてしまったのかな、なんて思ったくらいでした。

 

 

 

中央のちびたが沢山いる珊瑚に戻り。。。

 

 

しばらくちびたの群れを眺めて癒されます。。。

 

 

シン・ラインド・フュージラーの若魚の群れが、プランクトンを食べにきました。

 

 

当たり前かもですが、まだ小さい頃からとてもすばしっこいんですねー。

 

 

たまにジャックフィッシュ(カスミアジ)がちびたを狙いにやってきては、ちびたが一斉に逃げ回っていましたよ。

 

 

海面近くに群れると光を浴びてキラキラ光り輝いて、本当に綺麗でした。

 

 

カスミアジを目で追いかけていたら、海底に沈んだ空き缶が目に入りました。

 

 

ゴミ拾いしたいところですが、20mくらいありそうなので、私には到底無理なので諦めました(苦笑。

 

 

 

拾えない空き缶を眺めていると、今度はイーグルレイ(マダラトビエイ)がやってきましたー。

 

 

小さくてわかりづらいですが、アヒルのクチバシみたいな部分は鼻に当たる部分なんですよ。

 

 

クチバシに見える鼻の部分で砂地を掘ったりしながら、エイと同じで真下についている口で貝や蟹などを捕食しているそうです。

 

 

こうして見ると、やっはりクチバシみたいな鼻の部分が口に見えちゃいますよね(笑。

 

 

しばらくすると、じっと眺めている私が気になったみたいで、深いところに行ってしまいました。

 

 

真下を見ると、ライオンフィッシュ(ミノカサゴ)のペアがヒラヒラと舞っていました。

 

 

その傍らには、イーグルレイが貝などの餌を探してホジホジしたと思われる跡が残っていました。

 

 

もっとルンバみたいに隅から隅まで探したらたくさん見つかりそうな気がしますが(笑。

 

 

お魚さんが近くで見たかったので、先ほどの群れが集まっているエリアに戻り。。。

 

 

しばらくブラックピラミッドを眺めていると、数匹のバタフライ・フィッシ(チョウチョウウオ)が群れに加わりました。

 

 

海亀さんはどこにいるんでしょうかね。

 

 

他のエリアにお魚さんがいないので、同じところばかりグルグルしています。

 

 

ちょっと飽きてしまったので、スパの前をちょっと散策して見ることにしました。

 

 

スパの前は、大きな珊瑚がたくさんありますが、お魚さんは日によって結構いる時と全くいない時があったので、今回はハズレかなと思っていたら、救世主が現れましたー。

 

 

先ほど見かけたフュージラーの群れが往復しているようでした。

 

 

また数秒でどこかへ消えてしまったので、スパのすぐ近くを見てみることに。

 

 

波の方向に気をつけながら、珊瑚にぶつけられないようにコース選びをします。

 

 

スパはまだ営業前で誰もいないので、すぐ近くまで行ってみることに。

 

 

特に何もいなくて、ちょっとがっかりしました。

 

 

常に強いカレントが存在し、滞在中は波も非常に激しかったため、スパの下は避難場所として適していないと思われ、お魚さんが少ない理由の一つのようでした。

 

 

今夏に始まる防波堤の追加工事の際には、スパの土台周辺でも波除けの対策が行われるようです。

 

 

スパの基盤はオーシャン・プール・ヴィラほど低くはありませんが、スパがある大きな建物の柱の数が通常よりかなり多く、またスパの玄関前にある防波堤にぶつかる波の衝撃が大きく、これらにぶつかった波が行き場を失い、引き波と共に大きなうねりを作り出し、その結果、スパの沖側一帯に強いカレントが発生しているように感じました。

 

*スパの玄関前の防波堤です。

 

 

今夏、スパの沖側に波除けガードを新設することで、スパ周辺のエリアに新たな強い波やカレントが発生するのではないかと懸念しています。

 

 

モルディブに初めて進出した外資系リゾートではなく、数十年の歴史を持つモルディブのトップ2のローカル企業なのに、事前に風速や風向きや波の高さにカレントの位置などを一定期間モニタリングしているはずなのに、どうしてこんな設計にしたのかよく理解できません。

 

このエリアのハウスリーフを壊さずに、イタリアン・レストランがあるメイン・ビルディングの2階のエリアを倍増させ、姉妹リゾートのクダドゥのように、そこにジムやスパを設置し、屋根にソーラー・システムを導入すれば、もっと海やリーフに優しいエコなリゾートになっていたと思うと、非常にもったいないと感じました。

 

エコを目指すリゾート企業だとお聞きしましたが、一見エコでスタイリッシュに見えるものの、実際には風通しが悪く、ジム以外のレストランなどの吹き抜けエリアが蒸し暑すぎて利用者が少ないスパの建物を作るために、ハウスリーフを壊して海流を妨げてまで、人々の目を引いたりSNSでの反響を優先したかったのかと思うと、とても残念に感じました。

 

 

 

モルディブのトップ2のローカル企業の一つであるノーチラスも、島を防波堤でぐるりと囲んでいるため、防波堤の外側のいくつかのエリアでは強いカレントが発生しており、内側では海水温が上昇したり、新鮮な海水や栄養塩が行き届かないためか藻が発生しています。

 


モルディブでは、元々は背の高い枝珊瑚が自然の防波堤となっていたため、2016年の大規模な白化が起こる前は、波やカレント、侵食もここまでひどくはなかったと、ローカルのスタッフからよく聞きます。

 

それなら、ノーチラスやカギ、クダドゥのようなインドの大きなブロック型の石を積み上げて完全に波の進行を妨げるのではなく、枝珊瑚のような隙間のある形状の防波堤を作ることによって、波の衝撃を受け止めつつ、隙間部分からある程度の波の逃げ場を作るようにすれば、変なうねりや強いカレントを防げ、波を和らげることが可能なのではないかと考えるのは、やはり素人だからでしょうか(苦笑。

 

2004年末にインド洋で大津波が発生した際、被害が少なかった地域には太い枝珊瑚やテーブル珊瑚がたくさん生えていたと聞いていますし、マングローブの根っこがある場所では侵食被害が防がれています。

 

白化現象によるダメージで折れた珊瑚を防波堤としてリサイクル活用していたノヴァでも、防波堤の内側はかなり波が和らいでいたため、それに似た形状の防波堤を開発し、20mほどの深さから浅瀬まで設置していけば、かなり波を吸収して和らげることができると思います。

 

さらに、ノヴァのように古い珊瑚がたくさんハウスリーフにあるリゾートでは、それらを集めて浅瀬に積み上げて防波堤を設置していけば、ノヴァみたいに放っておいても新しいサンゴもどんどんそこから生えてくるのではと、どんどん妄想が膨らんでいくので、この辺にして(笑。

 

 

 

私が高波と戦いながらフィンキックで進んでいる中、深いところをスーッと軽やかに移動しているサメさんが本当に羨ましいなぁ(笑。

 

 

スパの正面のドロップオフに強いカレントを感じたので、慌ててUターンして、中央の砂地エリアまで引き返すことにしました。

 

 

楽しいような、寂しいような、、、カギのハウスリーフは魚影が濃いと旅行代理店のウェブサイトでよく見かけたので、正直がっかりした今朝でした。

 

 

今朝は中央のちびたがたくさんいるエリア以外には特に見所がない日だったため、明日から海のコンディションが良くなることを切に願いました。。。

 

 

それくらい、昨今のモルディブのリゾートのハウスリーフでは、一部のリゾートを除いて、全体的に10数年前と比較して、かなりお魚さんが減ってきているような気がします。

 

 

つづく。。。