香港極妻日記

海外生活30年目の「極妻(極道ではなく、極楽なアメリカ人妻の略)」の楽しい香港での生活、旅行、美味しいモノ、愛犬の話等、さくっとご紹介♪

カギ・モルディブのシュノーケルとマスクとフィンについて

カギ・モルディブのシュノーケル・セットはアライバル・ジェッティからすぐのところにあるダイビング・センターで無料でレンタルできます。

 

 

中に入ると、ブリーフィングを行う際に利用できそうなスペースに、沢山の椅子が並んでいました。

 

 

他のスタッフはツアー催行中で留守らしく、残っていたスタッフが担当してくれました。

 

 

 

テーブルの上には、消毒薬の隣にカギのシュノーケル・マップと魚図鑑が。

 

 

 

中央には、シュノーケル・ツアーなどの価格表があり、英語と中国語のみでした。

 

*最近はロシア人観光客も増えているそうで、アプリやメニューにもロシア語が追加されていると最近カギを訪れた友人から聞きました。

 

カギでは、海亀のツアーを始め、季節によってはマンタやジンベイザメのツアーも楽しメルそうで、ツアーの中には海亀、マンタ、ジンベイザメ、スティングレイの4種類を一度に体験できる長時間のツアーもありましたよ。

 

カギのハウスリーフでは、マンタとジンベイザメとナポレオンフィッシュ以外の、モルディブのハウスリーフが良いリゾートで見られる大抵の海洋生物に出会えるのと、友人が初心者だったので、参加しませんでした。

 

カギのハウスリーフでは、これまでに数回マンタと出会ったというゲストがいたそうですが、スタッフの目撃談はないそうなので、もしかしたらマンタではなく、モビュラ・レイ(デビル・レイ)という少し小さなエイをマンタと勘違いしている可能性もあるので何とも言えませんね。

 

ツアーの詳細や料金については、カギのウェブサイトやアプリをダウンロードすると確認できますよ。

 

 

 

右側には、モルディブの海洋生物図鑑など。

 

 

 

 

 

スタッフに足のサイズを尋ねられたので答えると、奥からシュノーケル、マスク、フィンのシュノーケル3点セットを持ってきてくれて、フィンを試着するように勧められました。

 

すぐにフィンを試してみると、スタッフが、「足を前後に動かしてみて、違和感や痛みがなく、脱げそうでなければ、多分フィットしていますよ。」ということで、決定です。

 

シュノーケル、マスク、フィンが決まると、↓用紙の黄色でハイライトした部分を記入するようにと指示されました。

 

表には、名前とサインを上下のスペースに2箇所、あとは今日の日付を書くようになっていました。

 

 

裏面には、氏名のほかに出発日、ヴィラ番号、生年月日、居住国、メールアドレス、電話番号、ユーロ・ダイバーズからの通知希望の有無、そして緊急時の連絡先として(家族などの)氏名、メールアドレス、電話番号を記入する欄がありました。

 

 

 

記入しようとした時、ふと上のホッチキスで止められた小さな用紙に目をやると。。。

 

 

驚いて思わず、えっ?!と声を上げ、二度見してしまいました(笑。

 

弁償額が意外と良心的な価格だったため驚いた訳ではなくて(笑。

 

モルディブにはこれまで30回ほど訪れていますが、シュノーケル・セットをレンタルする際に、こんな弁償請求に応じるサインを求められたのは初めての経験でした(苦笑。

 

スタッフに話を聞くと、「私もカギは浅いですが、モルディブの他のリゾートに何年かいたので、最初見た時は少し驚きました。」と言っていました。

 

理由を聞いてみると、中国人のゲストの多くは泳げないそうで、初めてのシュノーケリングで波のある海で泳ぐのは、海水の塩辛さやシュノーケルの使い方、フィンの扱いに戸惑い、思ったよりも難しくて楽しめないことが多いようです。

 

しばらく頑張った後、フィンを脱いで浅瀬に置き去りにしたり、浅瀬でマスクだけつけて海を覗いたり、デッキチェアでまったりしているうちに、脱ぎっぱなしのフィンなどが波にさらわれて流されてしまったこともあったそうです。

 

一番多いケースとしては、ビーチ・サンダルと同じ感覚でシュノーケル・セットをヴィラのドアの外に置くゲストが多く、強風の日が増えているため、いつの間にか飛ばされてしまうことがよくあるそうです(汗。

 

 

 

後日、友人と一緒に水上ヴィラのジェッティを歩きながら、シュノーケル・セットを失くすなんて、普通は考えられないよねと話していたら。。。

 

 

風がかなり強かった日でしたが、ビーチサンダルやシュノーケル・セットをドアの外に出しっぱなしにしていたので、これまでに結構な数のフィンなどが飛ばされて失くなってしまったことや、弁償を求めることにも納得しました(苦笑。

 


カギのゲストの8割が中国からの観光客で、常任の中国人スタッフもいるそうで、シュノーケル・セットを貸し出す際には、失くした場合の弁償について説明し、サインをもらっているそうです。

 

 

 

カギ・モルディブでは、オールインクルーシブの特典として、「滞在中に一度だけガイド付きのハウスリーフでのシュノーケル」が付いています。

 

予約はカギに到着後、セミ・バトラーを介して行うか、ダイビング・センターのスタッフに直接連絡して、空いている時間を選ぶことができます。

 

友人はシュノーケルの経験があまりなく、深い場所やドロップオフでのシュノーケルに少し不安を感じていたので、安全を考えてガイド付きのシュノーケルをお願いすることにしました。

 

到着した翌日の朝食後にダイビング・センターに行き、フィンを借りるついでにその件をスタッフに尋ねると、今日の午前中は難しいが、夕方以降であれば調整できると言われました。

 

友人は午前中に私とシュノーケルを楽しむ予定でしたが、夕方まで待たなければならないと知って、少し残念がっていました。

 

また、最近のモルディブは地球温暖化の影響で天候が不安定で、いつ強風や雨が降るか分からないため、今朝の良い天気を無駄にしたくなくて、どうするか悩んでいました。

 

そこでスタッフに、ガイド付きハウスリーフでのシュノーケルについて尋ねたところ、ビーチからのエントリーで、ハウスリーフの防波堤周辺の浅瀬でシュノーケリングを行うとのことでした。

 

そして、最初にマスク、シュノーケル、フィンの使い方を英語で説明し、その後浅瀬でフィンを使った泳ぎ方を教えながら、珊瑚を踏まないことや危険な魚についても教えてくれるそうですが、所要時間については「10分から15分程度」とのことでした(汗。

 

友人はその程度の内容は既に知っているため、ガイド付きシュノーケルはパスすることにしました。

 

おそらく、カギのゲストの中には海で泳いだことがない中国人の方が多いと思うので、シュノーケルの使い方や泳ぎ方を教えつつ、海で安全に楽しむ方法を伝えることが目的なのかも知れませんね。

 

 

 

その後、ヴィラに戻ってからメイン・ビーチに向かい、友人と一緒にビーチからのエントリーでシュノーケリングを楽しみましたが、ちょうどその時、中国人カップルが初めてのシュノーケリングに挑戦していて、ガイドらしきスタッフがマスクの付け方を一から教えていました。

 

 

ガイドが私たちに手を振ってくれたので、誰だろうと思ってよく見ると、前の晩にカギに到着した際にお世話になったセミ・バトラー(レセプション兼任)でした。

 

ビーチの近くにある2つの大きな防波堤の周りで、1時間ほどかけて中国人ゲストに根気よく教えたり、カップルが楽しそうにシュノーケリングするのを見守っていました。

 

途中で何度かゲストが、シュノーケルを通しての呼吸やフィンの使い方がよくわからず、浅瀬でパニックになって立っていました。

 

 

 

 

後日、セミ・バトラーにガイドも兼任しているのか聞いてみると、そうではなくて、セミ・バトラーの仕事の一部として、時間がある時に無料でアテンドしているとのことでした。

 

過去に泳げないゲストが海で初めてシュノーケリングをした際、溺れたり流されたりした事例がいくつかあったため、泳げない中国人ゲストには優先的に指導を行っているとのことです。

 

雨季の閑散期にしか対応できないようですが、これはとても良い取り組みだと思いました。

 

おそらくスタッフによる指導を受けていない「泳げるゲスト」と思われる方々が、後日ハウスリーフでシュノーケリング中に海亀に触れたり追いかけまわしたり、珊瑚の上に立ったりしていたので、シュノーケル・セットの弁償サインの際に、全てのゲストにしっかりとこういったこともレクチャーしてほしいと思います。

 

 

 

せっかくなので、海亀さんのお話を少し。。。

 

カギに滞在している間にハウスリーフで見かけた海亀さんは、中くらいのサイズと大きなサイズを合わせて5匹ほどでした。

 

カギでは、今春に2匹の海亀さんがビーチで卵を産み、多くの子亀が無事に孵化して海に帰ったそうです。

 

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無事に孵化しても、海鳥やイカ、大きな魚、サメなどの捕食者に食べられたり、ゴーストネットと呼ばれる漁網に絡まって命を落とす子亀が多く、成長して生き残のは1000匹中たったの1匹くらいだそうです(涙。

 

どうやら2021年にもカギのビーチで海亀の産卵と孵化が行われたようですね。

 

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カギは2021年11月のオープンで、オープン前の水上ヴィラやスパの建設時にハウスリーフへのダメージを最小限に抑えるように配慮して工事が進められた結果だと思います。

 

さすが、クレドゥやフラワリ、クダドゥなどハウスリーフが良いことで知られるリゾート島を多数所有するクラウン&チャンパ・リゾーツですね。

 

 

 

生まれた子亀が砂浜を歩いて海に戻るときや、波に逆らって泳ぎ続ける間に、磁場が記憶されるそうで、どんどん成長して20数年以上経過して産卵する際に、生まれた島に戻って来れるのは、その磁場の刷り込みが大きく関係しているそうです。

 

モルディブの別の某リゾートのビーチで海亀の孵化が行われた際、ゲストを招いて海に帰ろうとする子亀を手に持って記念撮影させるイベントが開催されましたが、当然のことながら動物保護団体から大きな反発があり、即SNSからその様子を削除していました。

 

シュノーケリングの話から海亀さんの話に移ってしまったので、軌道修正しますが、海亀に興味がある方には、こちらをオススメします。

 

www.umigame.org

 

 

 

かなり昔からプライベート・アイランドとして、近くの姉妹リゾートのメールを通じてシュノーケリング・スポットとしてカギの島に訪れていたようで、当時から多くの海亀がいたようです。

 

10年前、おそらくメールからのシュノーケリング・ツアーでカギを訪れたゲストが、漁網に絡まった海亀を見つけて、みんなで助けている様子を収めた動画を見ました。

 

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甲羅には苔が付着し、後ろ足が麻痺しているため、おそらく長い間絡まっていた結果、瀕死寸前だったのではと推測されます。

 

滞在中には、こうした漁網(ゴーストネット)や大量のゴミが波に流されて、水上ヴィラからレストランにかけて漂着しているのを目撃しました。

 

ちりつも運動の一環として、シュノーケリングを楽しむ際には、ゴミを見つけたらぜひ拾って、ビーチのゴミ箱に捨てていただけると嬉しいです。

 

 

 

カギのダイビング・センターで無料で借りられるシュノーケルのセットです。

 

フィンはマレスのストラップ・タイプ。

 

 

マスクとシュノーケルはアクアラングでした。

 

 

最初に友人が渡されたシュノーケルとマスクは異なるのメーカーのもので、ひとつにセットされておらず、バラバラの状態でした。

 

友人がシュノーケルを使って浅瀬を泳いでいると、何度か砂地で立ち上がり、シュノーケルから海水や砂が入ってくると不満を漏らしていたので、最初は、単にシュノーケルに慣れていないのだと思っていました。

 

観察していると、頭の角度も呼吸の仕方も泳ぎ方も全く問題ないにも関わらず、不思議とシュノーケルに海水が入ってしまうようで、もしかしたらシュノーケルがひび割れているのかもと思って調べてみると。。。

 

原因はサイドのストラップの調整部分がバカになっていて、シュノーケルをホールドする部分がだら〜んと伸びきっているため、何度締め直してもすぐに伸びて、それでシュノーケルのトップが海中に入って逆流していたようでした(汗。

 

砂については、浅瀬で練習していたため、波にまかれた砂で濁りのある海水のためでした。

 

すぐにダイビング・センターまで戻って、スタッフに事情を話すと、すぐに別のマスク(画像に写っているマスク)に交換してもらい、その後は問題なくシュノーケルが楽しめましたよ。

 

フィンについては、友人がフィット感を把握できず、小さめと大きめのフィンをサイズ違いでお願いしたところ、異なるメーカーのものが3種類出てきたので、少し驚きました。

 

通常、リゾートでは多くても2種類で、23cm程度と一般的なサイズの場合は、同じメーカーのサイズ違いが用意されているのが一般的です。

 

マスクのストラップが壊れて機能しなかったマスクに加えて、有名メーカーのフィンもかなり傷だらけで、とても不思議でした。

 

もしかしたら、シュノーケリングに慣れている欧州人が少なく、シュノーケリング初心者の中国人が多いことから、シュノーケリング用のマスクなどにあまり拘りがないと踏んだ上で、他のいくつかのリゾートでも運営しているダイビング会社が、他のリゾートからの中古品を集めているのかも、なんて一瞬疑ってしまいました(苦笑。

 

フィンが傷だらけだったことについて、最初は他のリゾートの古いものかと思いましたが、シュノーケリング初心者のゲストが浅瀬だけではなく深いところでも何度も珊瑚の上に立って休憩したり水が入ったマスクなどを直していたので、そのせいで傷がついたのだと確信しました(苦笑。

 

 

 

最後は、ヴィラにあるライフ・ジャケットです。

 

 

ジャケットのように羽織って、腹部に数箇所あるバックルを締めて、胸やお腹のサイズに合わせてベルトを調整するタイプです。

 

友人が着用した際に観察していましたが、いい感じに浮遊していて、一度身体の力を抜いてもらいましたが、しっかり浮かんでいました。