たくさん泳いで、お腹が空いたので、ランチに行くことに。
雲はありますが、よく晴れていて、雨季としては本当にラッキーでした。
今日のランチは、スパやジムがある施設のスパ・コーナーをアプリから予約しています。
オーシャン・プール・ヴィラのジェッティを渡って島に入って。。。
島内にある小道を海沿いに歩いて、スパのジェッティを渡るとレストランです。
一年を通して、沖からの風がスパやオーシャン・プール・ヴィラに向かって吹いていることが多く、唯一ドロップオフに防波堤がない場所だけに、スパ側のビーチの侵食が激しかったです。
カギでは、現在リノベーションの最中で、この周辺にラグーン・プール・ヴィラの浅瀬から採取して運んできた砂を埋め立てる予定みたいですよ。
*カギに新しく設置される防波堤や侵食対策についての投稿です。
スパのジェッティ左側のビーチです。
スパの背景には不気味な雨雲が広がっていて、どこか不安な雰囲気を漂わせていますが、建物の外観デザインは素敵でしたよ。
入り口の両側に防波堤がありますが、このおかげで侵食がマシだったようですが、やはり十分な大きさではなかったようで、リノベーションの際に、この建物の10数本ある柱の外側をぐるりと囲む形で波止め対策をするようですが、果たしてどれくらい防げるんでしょうかね。
防波堤を設置すると、どうしても滞留が生まれて新鮮で栄養ある海水が流れてこないため、周辺には藻がたくさん生えてきていて、それらがビーチに流れてきていて、やや見劣りしました。
↓入り口から奥を眺めて。。。
スマホのメイン・カメラでは収まりきらないため、超広角カメラでの撮影したので、実際より広く映っています。
↓回廊手前から奥を眺めて。
同じく超広角カメラで撮影。
中央エリアは、元々はレストランのスパコーナーのテーブルや、スパでのマッサージを終えたゲストがリラックスするために設けられたそうですが、日差しが強くて暑すぎるため、ほとんどのゲストが利用していないようで、少し寂しい印象を受けました。
スパ・コーナーの手前の壁沿いに、男性用と女性用とに分かれたスチーム・ルームがあります。
スタッフから、晴れた日には建物内が非常に蒸し暑くなるため、利用者が少ないと聞きましたが、実際にジム以外の場所は本当に蒸し暑くて、廊下にいるだけで汗が噴き出るほどだったので、まるで建物全体がスチーム・ルームのような感じでした(苦笑。
スチーム・ルームの並びにある、スパ・コーナーのレセプション窓口に到着しました。
カウンターを覗くと、常駐スタッフはいないみたいで、ハロー!と声をかけると、奥からスタッフが現れました。
外廊に繋がる廊下を挟んだ反対側には、先日スパを利用した後にお茶をいただいたスペースがありました。
一見するととても涼しげですが、実際には無風に近く、照りつける太陽のせいで建物に熱がこもり、日陰でも非常に蒸し暑くて過ごしにくかったです。
素人なので詳しくは分かりませんが、ヴィラやスパの建物は、日本の古い木造家屋のようで、断熱材もないため、夏しかないモルディブでは、年中サウナのような状態になるのは当たり前のような気がしますし、もしスパの建物の屋根に断熱材があったとしても、中央が吹き抜けになっているため、その効果はほとんどないように思います。。。
見た目は趣のあるデザインで、長野の森林に囲まれた木曽川のほとりなんかにあったら、涼しく快適に過ごせるかもしれませんが。。。
しかし、モルディブも日本やヨーロッパと同様に地球温暖化による異常な暑さで年々体感温度が上昇していますが、それらをあまり考慮していないように思えました。
スタッフから、「眺めが素晴らしい外側のテーブルへどうぞ」と勧められたので、建物の外側にあるテーブルに座ることにしました。
拡大してみましたが、黄色い矢印の先にあるのが、カギのハウスリーフの3大ベスト・エリアの一つである、ちびたが群がっている大きな造礁サンゴの部分です。
スパからはオーシャン・プール・ヴィラの左側(サンライズ側、マリンスポーツ・ビーチ側)が正面に見えます。
拡大してみると、、、先端のヴィラに限っては、デッキの半分くらいは死角になっていて見えませんが。。。
ビーチに近いヴィラは、デッキがほぼ丸見えでした。
外側のテーブルから、八の字型の防波堤とマリンスポーツ・ビーチを眺めて。
外側のテーブルに限っては、日によっては強い風が吹いて若干涼しさを感じるのかも知れませんが、この日は風速12ノットと、シュノーケリングするには波が高くなって泳ぎづらいくらいの結構強めの風にも関わらず、無茶苦茶暑かったです。
それでも美しい風景に癒されたので、何枚か撮影した写真を旦那さんや友人にWhatsAppで送信してみたら、さくさく送れたので、Wi-Fi速度を調べてみると、なんとヴィラより全然早くて、ゲストに優しくないWi-Fi設定で笑えました(笑。
メニューについては、カギのウェブサイトやアプリからご覧になれますが、スパ・コーナーというヘルシーな名前にするだけあって、メニューは和食やベジタリアン系を中心にした、ライトかつヘルシーな料理が多かったです。
オートミールやグレイン系と思われるブレッドは、バルサミコ酢のディップがついてきましたが、一切れでお腹いっぱいになるタイプで、ヘルシーかもしれませんが、箸休め的なブレッドとしては誰も求めてないずっしり系で、味も微妙でした。
友人はマンゴーとジンジャーのスムージーを、私はバナナとベリーのスムージーをいただきましたが、とても美味しかったですよ。
ただ本当に蒸し暑く、秒で温くなってしまうので、大急ぎで飲み干さないといけなくて焦りました(笑。
注文した料理を待っていると、少し離れたテーブルで日本人カップルが食事をしていたようで、突然周りに響き渡る大声で「何だこれ?」「全部クソまずいな!」と憤慨した叫びが聞こえてきて、びっくりしつつも友人と思わず「ブレッドに関しては同意しちゃうね。」と思わず苦笑いでした。
スタッフによると、スパ・コーナーのテーブルの中では外が一番涼しいという話でしたが、ドリンクが秒で温くなるくらいの暑さで、風通しも悪く、汗が止まらなくて体調を崩しそうだったので、その次に涼しいという中央エリアに面した回廊脇のテーブルに移動しました。
スムージー系が温くなると美味しくなくなるため急いで飲むと、ドリンクだけでお腹いっぱいになる危険があるため、今度はスイカとクランベリーのジュースを注文しましたが、こちらのテーブルでは、秒では温くなりませんでしたが、5分くらいが限界という感じでした(笑。
食事は注文してから40分くらいでテーブルに届きました。
私は寿司ロールの中から、クリスピー・プラウン(エビの天ぷら)にしました。
注文した際に、過去のドレッシング事件を踏まえて、「ドレッシングやディッピング・ソースなどは全てサイドでお願いします」と伝えてあったため、今回はセーフでした(笑。
そうリクエストしないと、ドレッシングまみれになると思うので、ご注意くださいませ(笑。
と、まるで勝負に勝ったような気持ちで心の中でガッツ・ポーズしながら、一口食べてみると、、、酢飯は水っぽくてネチネチで、エビの天ぷらは揚げが足りないのかグニャッとして柔らかくて生っぽい食感だったので、よく見てみると。。。
思いっきり半生状態だったので、食あたりが怖くて辞めました(汗。
友人が頼んだ海老餃子は、普通の餃子とは異なるねっとりとした独特の食感で、味は日本の餃子に似た風味でしたが、タレが市販のしゃぶしゃぶ用のゴマで、全然合いませんでした。
テーブルに運ばれたお皿を見て、「これは何かしら?こんなの頼んだ覚えはないわよね?誤配かしら?」と頭に疑問符が浮かび、スタッフに尋ねて初めてこれが「友人が頼んだ炒飯」だとわかりました。
多分、具材はヘルシーかもしれませんが、色のセンスがなく、食感や味付けもかなり微妙です。
「もしかしたら、さっき不味いと叫んでいた日本人カップルは、私たちと全く同じメニューを頼んでいたのかもしれないね。」と2人で苦笑いしました。
お口直しにパパイヤのドリンクを。
スパ・コーナーにはキッチンはなく、すべての料理はビュッフェ・レストランのウーファーで、すべてのドリンクはバーで作り、それぞれをスパまで配達する仕組みのようでした。
それでドリンクを頼むと毎回到着するまでに早くても20分くらいかかるため、着いた時には既に冷たくないところからのスタートとなり、着いてからすぐ温くなってしまう、という悪循環でした。
エビの天ぷらがふやけていたのも、半生だったという理由以外に、同じくウーファーから運ばれてくるうちに酢飯の水分を吸い取って衣がふにゃふにゃになっていたのかもしれませんね。
また、夏は常温に15分ほど置いておくだけで菌が倍増するという話を聞いたことがあるので、温度が高いキッチンで調理され、ピックアップされるまでカウンターに放置される時間や、炎天下の中を運ばれる状況を考えると、このシステムには食あたりのリスクがあるのではないかとドキドキしました。
結局、食事に関してはどれも正直美味しく食べられるレベルではなくて大半を残してしまいましたが、スムージーだけでお腹いっぱいになった感じだったので、ある意味ダイエットで、ヘルシーなのかもね、と(苦笑。
ゲストにとっても、ものすごく暑くて居心地が悪く、待ち時間が長い割に届いた料理屋飲み物は冷めていたり温くなっていたりして残念な状態になっていて殆ど楽しめず、結果レビューもあまり良くなく、そしてスタッフもものすごく暑い中、歩いて何往復もする羽目になるため、どちら側にも全くメリットがない感じでした。
過ごしてみて感じたことは、吹き抜けの部分を完全に屋根で覆い、外廊の出入り口にドアを設置し、屋根と壁にしっかりと断熱材を入れると、少し暗くなるかもしれませんが、かなり涼しくなり、そうすればスパやレストランの利用客がさらに増えるのではないかと思いました。
スパの沖に雨雲が見えていたので、短時間のスコールかストームが来るかもしれないと思っていましたが、どこかへ消え去ってくれたようでした。
雨が降らなくて良かったねと言いつつも、晴れてきたらものすごく暑さが増してきたため、気温が気になって検索してみると。。。
最高気温は33度で、体感温度が40度でしたー(笑。
長居していると、長時間サウナにいるのと同じ感じで脱水症状になりかねなかったので、ヴィラに戻ることに。。。
ものすごく暑かったので、ヴィラのエアコンは点けたままにしてランチに出かけましたが、友人と汗だくになりながらヴィラに帰り、「エアコンつけっぱなしで大正解だったね」とヴィラのドアを開けると。。。
またヴィラのドア4箇所に設置されている、エアコンのセンサー・スイッチの接触が悪いようで、強風でドアが動いた際に勝手にオフにされてしまったようで、エアコンが止まっていました(涙。
カギは2020年11月にコロナの影響でオープンしたため、4年弱が経過していましたが、実際には新型コロナの影響で2023年の秋頃まではほとんど利用されていなかったため、実質的には約1年しか稼働していないと推測します。
しかし、パネルの写真からも明らかなように、スイッチやボタンの部分が非常に劣化していて、推測するに、私たちだけでなく、これまで宿泊した多くのゲストが、毎回センサーのトラブルでエアコンが動かなかったり、つけていても全く涼しくならないエアコンにイライラし、何度も押し続けた結果、スイッチやボタンがボロボロになってしまったようです(苦笑。
こういったことが毎日何度もあったため、カギのオーシャン・プール・ヴィラに限っては、とにかく暑くて夜も眠れないくらいだったため、もう行きたくないなと思うレベルのストレス度でした。
現在カギは大規模なリノベーション中ですが、エアコン問題をクリアにすべく、頑張ってくれているといいですね。
強めの風が吹いていたのでデッキと屋外バスルームの両方のドアを開け放したら、風通りが良くなって、少しは涼しくなるかもと思って開けてみましたが、もわっとした熱風が少し入ってきただけで、ドアを開けると即エアコンが止まるため、危険を感じてすぐに閉めました(笑。
デッキからの直射日光も容赦ないレベルの暑さで、ヴィラにいて汗だくになるって、どういうこと〜?と言いながら、一番涼しいバスルームに避難しました(苦笑。
せめて、デッキの庇がもっと長くて、デッキの半分くらいを覆える長さだったら、もう少し涼しかったのかも知れないねと友人と話していました。
今日は夕方近くが干潮時となり、マリンスポーツ・ビーチの沖にある造礁サンゴに群がるちびたが近くで鑑賞できるかも知れないので、シュノーケリングしようか迷いましたが、干潮に向かうと波が砂を巻き込んで視界が悪くなりそうだったので、諦めて、ヴィラで友人とポータブル・ファンに寄り添ってまったり過ごしました(笑。